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【仏像の知識】金剛夜叉明王とは? - 金剛杵(煩悩を破る武器)で悪を砕く

金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)とは?

【東寺監修 公認】金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう) ミニチュア仏像【空海 立体曼荼羅21体 真言宗開宗1200年記念】


金剛夜叉明王は、金剛杵(こんごうしょ:煩悩を破る武器)で、さまざまな悪を打ち砕く仏です。

詳しい特徴を見ていきましょう。

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金剛夜叉明王の特徴

3つの顔と6本の腕(三面六臂:さんめんろっぴ)

中心、左右に一つずつの3面のお顔。
お顔が3つなので、腕は6本となります。

中央の顔には目が5つもある!

中央のお顔には、目がなんと5つ!

金剛夜叉明王の5眼のイメージのイラスト

目が5つある!


他のお顔にも目が3つずつなので、合計で11の目を持っています。
仏教に背く敵ににらみをきかせているんですね。

金剛杵(こんごうしょ)と金剛鈴(こんごうれい)を持っている

中央の手に持つのが金剛杵と金剛鈴。

金剛杵と金剛鈴を並べたイラスト

金剛杵と金剛鈴のイメージ


金剛杵(こんごうしょ)はたいへん硬い金属でできていて、雷を操れる武器。
この金剛杵で煩悩や悪を粉砕するわけですね。

金剛鈴(こんごうれい)は、金剛杵の片側が鈴になったもの。
鈴の音を鳴らし、如来や菩薩の注意を引くのに使います。

ほかに、弓・矢・宝剣・法輪(輪宝)なども持っています。

その他

怒りの表情(忿怒相)、光背が燃えている(迦楼羅炎)、虎の皮の腰巻(虎皮裙)、踏割蓮華座に乗る、などは軍荼利明王などと共通です。 

金剛夜叉明王像の実例

仏画では単独で祀られる例もあるようですが、仏像の場合は五大明王の一尊として祀られます。

京都 東寺(救王護国寺)

立体曼荼羅の明王部にいらっしゃいます。

拝観レポート↓

shishi-report-2.hatenablog.com

公式サイト>>>天、菩薩、明王、如来|東寺 – 世界遺産 真言宗総本山 教王護国寺

京都 醍醐寺

醍醐寺も五大明王が有名。

(お寺ではなく美術展で観覧した時の様子ですが)

shishi-report-2.hatenablog.com

公式サイト>>>世界遺産 京都 醍醐寺:五大力さんとは

三重 常福寺(じょうふくじ)

公式サイト>>>江寄山常福寺ホームページ

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おわりに

雷すら操ることができ、悪を打ち砕くという金剛夜叉明王。

見分け方おさらい。
・金剛杵を持っていて
・正面のお顔に目が5つ
あれば、金剛夜叉明王となります。

他の仏像をさがす

shishi-report-2.hatenablog.com

 >>>一覧はこちらから

参考文献

仏像の見方ハンドブック-仏像の種類と役割、見分け方、時代別の特徴がわかる (池田書店のハンドブックシリーズ)

写真・図解 日本の仏像 この一冊ですべてがわかる!

イラストでわかる 日本の仏さま (文庫)

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