東寺(とうじ)
どんなお寺
・創建から1200年
・平安京の遺構
・日本初の密教寺院
・空海がプロデュース
主な仏像
★立体曼荼羅(講堂)
・薬師三尊像(金堂)
仏像好きは必見
・昭和の火災から復活した千手観音(宝物館)
・羅城門の上で都を監視していた兜跋毘沙門天(宝物館)
・知恵の象徴、五大虚空蔵菩薩(観智院)
・康俊(運慶の四男)による弘法大師(空海)像(御影堂)
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東寺 拝観レポート
境内マップ
慶賀門から境内へ
慶賀門をくぐると早速左手に五重塔が見えます。
四月中旬、新緑が美しい。
宝蔵のまわりにある池には鴨がいました。
池の底の餌をついばんでいるようですが、ドナルドダックのようなおしりがかわいい。
受付で拝観券を購入
受付より南側のエリア(金堂・講堂・五重塔)は、拝観券が必要となります。
春季特別公開中だったので、金堂、講堂、宝物館、観智院を観られる共通券を購入しました。
※拝観料金や拝観時間は時期によって異なります。
必ず公式サイトでご確認ください。
① 金堂 薬師三尊像
ほの暗くひんやりしたお堂で存在感を放つ薬師如来と日光・月光菩薩。
日光・月光菩薩は、思わず悩み事を相談したくなるような表情です。
詳しくは>>>東寺 金堂 - 薬師如来の台座を囲む十二神将にも注目
② 講堂 立体曼荼羅
密教の教えをわかりやすく表現した曼荼羅(まんだら)。
通常は仏画などで描かれますが、こちらで拝見できるのは、全21体の仏像たちが魅せる立体曼荼羅。
お堂に入った瞬間、ゾクゾクしました。
詳しくは>>>東寺 講堂 - 21体の仏像が織り成す立体曼荼羅
③ 五重塔
新幹線の車窓からも見える五重塔。
現在の塔は江戸時代(1644)のもの。
残念ながら、私が行ったときは、内部は非公開でした。
真下から見上げるのも良いですが、少し遠くから見る形が美しいですね。
④ 瓢箪池
境内にある瓢箪池も大変美しいです。
⑤ 食堂(じきどう)(無料拝観可)
現在の食堂は、昭和五年の火災で焼失後、再建された建物です。お写経の場としても使われているようです。
火災前は千手観音がご本尊でした(現在は宝物館に移動)が、現在は十一面観音菩薩立像(昭和8年)がご本尊となっています。
昭和の火災で損傷した四天王像は現在も痛々しいお姿のまま安置されています。
⑥ 御影堂(大師堂)
空海さんがお住まいだったところ。
ここで立体曼荼羅の構想を練ったりしていたのだとか!
私が行ったときは工事中でした。
(下の写真の門の奥に写っているのが大師堂)
⑦ 宝物館 千手観音など
春と秋の特別公開時のみ見学できる宝物館。
火災から復帰した像高6メートル弱の千手観音像や、羅生門の上から平安京を見守っていた兜跋毘沙門天など、すごい仏像がいらっしゃいます。
>>>東寺 宝物館 - 火災から復活した千手観音立像
⑧ 観智院 五大虚空蔵菩薩(ごだいこくうぞうぼさつ)
客殿は国宝だし、宮本武蔵直筆のふすまもありますが、仏像ファンにご覧いただきたいのは五大虚空蔵菩薩像。
無尽蔵の知恵をもつ虚空蔵菩薩を5体に開いてセットで祀るというなかなか珍しい形式。
>>>東寺 観智院 - 獅子・象・馬・孔雀・迦楼羅に乗った五大虚空蔵菩薩像
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所要時間の目安
~2時間程度(※)
(金堂・講堂・宝物館・観智院と境内散策すべて合わせて)
(※)私はかなりじっくり観る派なので、通常はそこまで要しないかもしれません。
拝観時間
金堂・講堂 午前8時~午後5時(受付は午後4時半まで)
宝物館・観智院 午前9時~午後5時(受付は午後4時半まで)
拝観料
時期によって異なる場合があるので、東寺公式ウェブサイトでご確認ください。
アクセス
京都駅から東寺の慶賀門までは徒歩で12~13分。
13分ときくと、けっこう遠い感じがしますが、体感的には7~8分の感じでした。
(途中、イオンモールに寄ったからかも)
周辺施設の情報
拝観前後の休憩に便利です↓
・東本願寺(新幹線挟んで逆側ですが)
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