仏像、ときどきワンダー観光

おもに仏像のこと。不思議スポットやふつうの観光の話もたまにします

新型コロナウイルスの影響で営業時間などが変更になっている場合があります。

お出かけ前に必ず公式サイト等でご確認ください。

【長野】善光寺 本堂内々陣 - 漆黒の暗闇で「極楽の錠前」を探り当てるお戒壇めぐり

 本記事では、善光寺本堂の内陣、内々陣(お戒壇めぐり)の様子を紹介します。
善光寺に関する記事一覧はこちらから>>>【長野】◆善光寺- 「一生に一度は善光寺詣り」と言われた大寺院 

善光寺本堂 内陣・内々陣 

善光寺の本堂を山門付近から撮影した画像

善光寺本堂外観

善光寺参拝のしおりに記載の本堂の間取り図部分を撮影した画像

善光寺本堂 青で囲った箇所が内陣・内々陣

(拝観券購入)

本堂の内陣・内々陣に入るには、拝観券が必要となります。
私は本堂内にあった発券機にて、山門なども観られるセット券(一般1000円)を購入しました。

改札にて拝観券を見せた後、靴を脱いでビニール袋に入れて、内陣に上がります。

内陣

改札を入って左に内陣。広い畳の空間が広がっています。
江戸時代はここに泊まって祈っていたのだとか。

まず、内陣から瑠璃檀に向かって手を合わせました。

ご本尊 一光三尊阿弥陀如来(絶対秘仏)

ご本尊は「一光三尊阿弥陀如来像」(瑠璃檀に向かって左)。
中央に阿弥陀如来、向かって右に観音菩薩、左に勢至菩薩という並びです。
絶対秘仏なのでお姿をみることはできません。

御三卿 (本田善光ファミリー)

瑠璃檀の右側には、御三卿(本田善光さんとその奥さんと息子さん)の像(※)が安置されています。
内陣から瑠璃檀まで少し距離があり、また、厨子がかかっていた(気がする)ので残念ながらあまりよく拝見できませんでした。

なお、御三卿は仏像ではなく、「神像」なのだそう。
一つのお堂内に、ご本尊とご神体をともに祀っているケースは珍しいのだとか。

来迎二十五菩薩(らいごうにじゅうごぼさつ)

ご本尊と御三卿にご挨拶が終わったら、ぜひ欄間を見上げてください。
来迎二十五菩薩(阿弥陀如来とともに極楽浄土から迎えにきてくれる部隊)が輝いています。

弥勒菩薩・地蔵菩薩も

内陣の左スペースには弥勒菩薩像が、右側には地蔵菩薩像もおられます。
(地蔵菩薩は、通路側なので、内陣・内々陣を出るときなどにご覧になるとよいかと思います)

では、内陣を出て、内々陣に向かいます。

広告  


内々陣のお戒壇めぐり

まず、お戒壇(かいだん)めぐりとは?

お戒壇めぐりは、御本尊の安置される瑠璃壇下の真っ暗な回廊を通り、中ほどに懸かる極楽の錠前を探り当てて、秘仏の御本尊と結縁する道場です。
(善光寺 ご参拝のしおり より引用)

極楽の錠前、名前からしてご利益がありそうですね。
これはぜひ触っておきたい。

(以下、感想となります。まだ行かれたことがない方は、予備知識がないほうが楽しめるような気がするので、読まれない方がいいかもしれません)


お戒壇めぐり入口の階段を下りると、真っ暗な通路が伸びています。
壁に「このあたりをつたっていってね」的なガイドが貼られていました。
右手で壁に触れながら、漆黒の道を進んでいきます。

真っ暗な上に、誰もいない(混雑時などは前後に人がいると思います)。

暗闇の中を一人きりで歩くのはとんでもなくドキドキしました。
今ここで何かあっても逃げられない、と思うと怖いですよね(小心者)。
(ほんとにこっちでいいの? 道合ってる?)なんて自問自答しながら、とにかく壁を伝ってそろそろと歩いていきます。

暗闇を歩いていると、わりと遠くのほうで、「コレ、コレ、わかった?」という声がしました。
お父さんと子どものよう。
何がわかったんだろう、と思いつつ、とりあえずお戒壇内に誰かいることがわかって、少しホッとしました。

二回ほど角を曲がったあたりで(記憶曖昧ですが)、手すりのようなものに手が触れました。

おや? これはなんぞや?
引っ張ってみるとちょっと動く。
なぞってみると、上下にひし形というか、正八面体のような飾り(?)もありました。

これが、噂の極楽の錠前か!!
少し前に耳にした「コレ、コレ、わかった?」とお父さんらしき声が息子さんに問うていた理由を理解しました。
私も、もし誰かと一緒だったら「あ、これ? あったあった!」とか言ってしまったと思います。
「極楽の錠前」という名前から(錠という漢字が入っているので)南京錠的なものなのでは? と勝手に予想していたので、意外でした。

この極楽の錠前の真上にご本尊がおられるので、錠前を通じて結縁できる、というわけなんですね。

満足のいくまで極楽の錠前を撫でた後、再び歩みを進めます。
徐々にぼんやり明るくなってきて、出口が近いことがわかるとホッとしました。

私が出るときには、お戒壇に入っていく方がゾロゾロといらっしゃいました。
一人きりで入れたのはすごくラッキーだったのかも(後ろから人が来ることもなかった)。
一人きりでお戒壇を歩くのと、見ず知らずの人の存在を感じながら歩くのとでは、感じ方が随分違うだろうなと思うので、貴重な体験でした。


広告  

善光寺のほかの記事

・善光寺データベースへ
>>>◆善光寺 - かつて「一生に一度は善光寺詣り」と言われていたことも納得の大寺院


・忠霊殿、史料館
史料館の五百羅漢象は一体一体に作った人の個性が出ていて興味深いです。

shishi-report-2.hatenablog.com

 


広告