春日大社 中元万燈籠
8月14・15日に春日大社にて行われる中元万燈籠(読み方:ちゅうげんまんとうろう)。
参道(一の鳥居~ニノ鳥居~御本殿)の石燈籠(約1000基)と、御本殿の御廊(おろう)の釣燈籠(約2000基)に灯りが灯されます。
コロナ禍でイベントの縮小が続き、2022年はようやくほぼ通常開催となりましたので、その様子をお伝えします。
広告- - - - - - - - - -
一の鳥居~
三条通りを通って一の鳥居をくぐると、参道にも灯りがともされています。
さらに進むと、若宮神社の正遷宮を記念した鳥居?が設置されていました。
ここをくぐると、美しい切り絵の世界。
春日大社にまつわる縁起話が解説されています。
奈良市在住の切り絵作家、岡本真由子さんの作品。
縁起話とか由緒とかって、知らない神様の名前が出てきたりするので文字だけだと読むのがしんどかったりしますが、絵だと理解しやすいですね。
切り絵のテイストも春日大社の厳かな雰囲気にピッタリで、見入ってしまいました。
さて、参道を進んでいきます。
参道はかなり暗いですが、石燈籠から発せられるやわらかな灯りがきれい。
御本殿エリアが見えてきました。
夫婦大國社からスタート
2022年は、ソーシャルディスタンス確保のためか、見学ルートがきっちり決まっており、一旦夫婦大國社に誘導され、若宮神社を通って、御本殿の特別参拝という流れになっていました。
夫婦大國社は、夫婦和合や恋愛成就にご利益があります。
水占いなども楽しいです(>>>春日大社 若宮十五社めぐり)。
若宮神社にお参りして、特別参拝コースへ。
特別参拝(御廊内)
500円を納めて御廊に入場。
たくさんの釣燈籠が迎えてくれます。
とてもきれいなので、写真撮影に夢中になりがちですが、入口付近が混んでしまうので、少し空いたところまで進んでから撮影するのがおすすめ。
さて、お社の正面に近づいてきました(正面からは撮影禁止です)。
正面から神様がたにご挨拶して、再び進んでいきます。
御廊に入ってすぐのエリアよりも、出口に近い側(慶賀門側)のほうが写真を撮りやすかったです。
フラッシュを焚いていないので、微妙にブレていますが、雰囲気は伝わりましたでしょうか。
暗闇にぽうと浮かぶ釣燈籠、しかもその灯りがチラチラとゆらめいて、とても幻想的でした。
広告- - - - - - - - - -
特別参拝以外のエリア(無料で楽しむ場合)
特別参拝コースに入らない場合は、こんなルートになります。
正門から入りますと、正面が舞殿・幣殿。
この建物ごしに参拝となります。
釣燈籠などはあまり見えない感じでしたが、雰囲気は楽しめますし、お守りなども購入可能です。
混雑状況
2022年はコロナ禍が尾を引いている影響もあってか、(コロナ以前よりは)混雑が落ち着いていたように思います。
前を行く方が写真を撮ったりするので少し立ち止まったりはあります(その隙に自分も撮影に充てると効率的)が、御廊を歩くのもそこまでストレスではない感じでした。
混雑が苦手な方は、通常時期の特別参拝をされることをおすすめします。
「藤波之屋」という、中元万燈籠を再現した部屋が見学できます。
私が過去に見学したときは、人がいなかったので、夢か何かに迷い込んだような不思議な気分になりました。
静かな分、実際の中元万燈籠よりも幻想的というか、雰囲気があるかもしれません。
shishi-report-2.hatenablog.com
おわりに
参道が暗くて砂利道、また御廊内にも石の段差などが結構あるので、中元万燈籠にお出かけの際は、スニーカーなど、歩きやすい靴をおすすめします。
御廊内の要注意な段差のある場所では、スタッフさんが立っていて「足元注意してください」と教えてくれますので安心ではありますが、写真撮影に夢中になりすぎて転んだりしないようご注意ください。
春日大社のほかの記事
総合案内>>>【奈良】◇春日大社【境内ガイド】
shishi-report-2.hatenablog.com