中宮寺(ちゅうぐうじ)ってどんなお寺?
中宮寺の特徴
・1300年つづく尼寺
・法隆寺と中宮寺は僧寺・尼寺の関係
中宮寺のみどころ
・菩薩半跏像(国宝)
・天寿国曼荼羅刺繍帳(国宝、聖徳太子の奥さんがつくらせたししゅう)
・お堂を飾るヤマブキ(4~5月)
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中宮寺境内の様子
受付
法隆寺(の東院伽藍のあたり)から中宮寺受付に行くことができます(案内板あり)。法隆寺の参拝券を見せると割引になりました。
本堂
現在の本堂は昭和43年落慶の、比較的新しい建物。
本堂を囲むようにヤマブキが咲き誇っていました。
良い意味で浮世離れしているというか、幻想的というか、夢の中というか、不思議な居心地でした。
個人的にかなり好きです。
お堂を囲む池にはカメもいます。
菩薩半跏像(伝如意輪観世音菩薩)〔国宝〕
靴を脱いでお堂に上がると畳の間が広がっています。
そして正面には菩薩半跏像(伝 如意輪観音※)!
う、美しい!
(※)
右足を組んで左足を下ろして座り、右手で頬杖をつくようなポーズをしているので、いわゆる「半跏思惟像(はんかしゆいぞう)(瞑想にふける菩薩)」で、仏像の分類としては「弥勒菩薩」と思われますが、お寺には「如意輪観音」として伝わっているようです。
拝観時、お像まで少し距離はあるのですが、つややかに黒光りするお姿から、美しさが存分に伝わってきます。
穏やかな表情にうっとり。
安心を感じさせてくれますね。
どうしたら人々を救えるのだろうか、と悩まれているのだそうです。
そして、スフィンクスやモナリザと並ぶ、三大微笑像のひとつ。
国際美術史学者間では、この像のお顔の優しさを数少ない「古典的微笑(アルカイックスマイル)」の典型として高く評価し、エジプトのスフィンクス、レオナルド・ダ・ヴィンチ作のモナリザと並んで「世界の三つの微笑像」とも呼ばれております。
(中宮寺パンフレットより引用)
三大〇〇ってポジティブなものもネガティブなものもいろいろありますが、三大微笑像の一つって、とても素敵です。
もっと広めてもいいのではないかと。
天寿国曼荼羅 繍帳〔国宝〕もある
聖徳太子が亡くなった後、太子の奥さんが宮中の女官たちにつくらせたもの。
聖徳太子が往生している天寿国の様子を刺繍で表現しています。
本堂内の左手にレプリカが飾られていました。
本物は糸がかなり劣化しているので、奈良国立博物館で管理してもらっているのだそう。
所要時間の目安
お堂内で聞くことができる音声説明をフルに聞くなら、20分程度はみておいたほうがいいかな、と思います。
仏像だけサッと見たい、という方であれば、10分もあれば十分なのではないかと。
法隆寺を回って結構疲れていたし、中宮寺は別の機会でもいいかな、と一瞬思ったのですが、私は行って良かったです!
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料金・時間
・大人600円(法隆寺拝観の場合割引あり)
3月21日~9月30日
9時~16時30分(受付は16時15分)
10月1日~3月20日
9時~16時(受付は15時45分)
変更となる場合がありますので、公式サイトでもご確認ください。
周辺施設の情報
・法隆寺
shishi-report-2.hatenablog.com
・法隆寺の西側 藤ノ木古墳
shishi-report-2.hatenablog.com
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