仏像、ときどきワンダー観光

おもに仏像のこと。不思議スポットやふつうの観光の話もたまにします

【資料館】平城宮いざない館 - スタイリッシュな空間でかつての平城宮の様子を想像する

平城宮いざない館

平城宮跡 いざない館

どんな施設?

・平城宮跡の魅力を解説
・わりと凝っていて照明もスタイリッシュ
・なんと無料!

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見学レポート

平城宮いざない館へ

建物に向かって右には、平城宮跡の保存活動をした棚田嘉十郎(たなだかじゅうろう)氏の銅像。

銅像


資料館入口には四神(青龍・白虎・朱雀・玄武)が描かれた旗がはためいています。

いざない館入口

さて、入ってみましょう。

なお、警備員さんに館内の撮影について確認したところ、「フラッシュ撮影NGだが、なしなら可」とのことでした。

現在の平城宮解説エリア

建物に入って、左側にある「展示室1」から見学。

床にマップが

ここは、現在の平城宮跡の「見どころガイド」という感じ。
平城宮跡を見て回る前に、どこを重点的に見学するか計画を立てるのによさそう。

つづいて、通路を通ってかつての平城宮へ。

平城宮に出勤するかつての役人たちと

壁には、平城宮に出勤するかつての役人イラスト&ぼやきが描かれていておもしろい。

かつての平城宮

その先の展示室には、1300年前の平城宮の模型。

1300年前の平城宮のようす

展示室2 復元模型

上映されている映像を見ると、平城京がたどってきた歴史がわかって面白いです。

ここを出ると、向かいが展示室3。かつての平城宮でのくらしを垣間見ることができます。

展示室3へ

平城宮でのひとびとの暮らし

まずは迫力あるこちら。

構造模型

第一次大極殿の復原時につくられた1/5の構造模型。
線状に配置された天井の照明も近未来的でおしゃれ。

平城宮の第一次大極殿の1/5サイズの復元模型

構造模型

平城宮跡の第一次太極殿の1/5サイズの構造模型

構造模型 奥側から

木々が整然と並ぶ感じ、かっこいいですね。

この構造模型の周りをぐるっと囲むように、当時の様子が再現されています。
たとえばお食事のようす。

平城京での食事のようす

お食事のようす(豪華版)

おそらく、これ↑は高貴な方々の豪華会食バージョンと思いますが、意外と今の「和食」と変わらないような。

一般の勤め人などはこんな↓感じでしょうか。

当時の平城宮お食事メニュー

洋食が好みの人には物足りないかもしれませんが、量も品数もけっこうありますね。

衣服を紹介するコーナー。

平城宮の人々の衣服

瓦ふきや組物、役人のおしごと体験も。

瓦ふき、組みもの体験

役人のしごと体験

 

井戸枠

展示室2と3の間の廊下にある井戸枠。けっこう大きい(当たり前だけど)。

井戸枠

渡り廊下をわたる

渡り廊下

二つの建物がつながっている構造で、この先に展示室4があります。

(平成木簡埋納場所)

平成22年(2010年)のタイムカプセルを埋めた場所が渡り廊下から見えました。

平成木簡埋納場所

 

未来へのメッセージが託されているそう。
いつ掘り起こすのでしょうか。

今を生きているわたしたちも、いつかは過去の人、「平成・令和時代の人」となるのだと思うと、なんだか不思議な気がします。

さて、気を取りなおして、展示室4へ。

出土品から奈良時代をよみとく

展示室4へ

発掘調査で判明した平城宮の姿を紹介しているエリア。

丸太をくりぬいた排水管とか。

丸太をくりぬいた排水管(木樋)

お祭り、まじない関係の出土品とか。

出土品解説のパネル

いろんな種とか。
ライトアップのおかげで良い感じ。

いろんな種を見てみよう

どんな職種があったのか、とか。

平城京のおしごといろいろ

調査に関する映像も座って観られる。

座れる

新しい施設なだけあって、全体的にきれいですし、ライトアップが近代的といいますか素敵でした(私が子どもの頃の資料館とかに比べると断然スタイリッシュ。何十年も経っているので当たり前か)。

入館直後は修学旅行生さんでにぎわっていましたが、閉館間際になるとほぼ貸し切りでとても落ち着いて見学できました。

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平城宮跡 ほかの見学スポット

全体案内

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