鏡神社(かがみじんじゃ)
鏡神社の特徴
・新薬師寺の鎮守社(806年)
・藤原広嗣の屋敷跡とも
・江戸時代の春日大社のお社が移築されている
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参拝レポート
拝殿・御本殿
鳥居をくぐって右手に拝殿、その奥に御本殿。
拝殿ごしに手を合わせたあと、左右に移動すれば御本殿もよく見えました。
御本殿は、かつて春日大社の第三殿だった建物。
春日大社では、20年に一度社殿を建て替え(式年遷宮)ますが、そのときに先代のお社が、こちらに移築されたわけですね(1746年)。
江戸時代の建物とは思えないほどきれいな気がするのですが、塗り直したりしているのでしょうか。
御祭神は
・天照皇大神
・藤原広嗣
・地主神
狛犬
拝殿の両サイドに狛犬がいます。
阿形から。
阿形は前足を珠に載せているタイプ。
続いて吽形。
なかなか渋い表情の吽形。
足元には子獅子がまとわりついています。
サイドビュー。
お顔をアップにしてみます。
鼻が大きいタイプの狛犬。
眉毛や口元のヒゲが豪快なのに、なんとなくかわいらしさがありますね。
吽形の前足元の子獅子をアップにしてみます。
吽形を見上げ、じゃれつくような動きが感じられてかわいい。
境内 その他
南側から入る場合は階段を上がって、建物の間を抜ける感じになります。
この建物の壁に資料などが貼られているのですが、なかなか興味深い。
自分勝手にふるまうな、ということですね。
個人的に気になったのはこちら。
上の段が「幸せへの道を歩む人」で、下段が「不幸をつくる人」の例。
「幸せになれる人」とまで言わず、「幸せへの道を歩む人」というのが、現実的でいいなぁとまず思いました。
また、「不幸になる人」ではなくて「不幸をつくる人」という表現も秀逸かと。
「不幸になる」だとどこか受動的で、ほとんどコントロールできないように感じますが、「不幸をつくる」だと、自分次第なんだなあ、と思えます。
「不幸をつくる人」の特徴は、「ザ・正論」という感じで「でもそんなに正しく生きられないよー、人間だもの」とも一瞬思うのですが、確かに(過去の自分も含め)人生うまくいっていない人にはこういうフシがあるよなあ、と思ってしまいました。
グサッとくるのは
(不幸をつくる人)
神仏に無理な願いをする人
鏡神社の貼り紙より
うわー(汗) 気をつけよう。
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おわりに
新薬師寺の鎮守ということで、シンプルな神社です。
新薬師寺にお参りの際は鏡神社にもお立ち寄りください。
周辺の施設情報
・新薬師寺
shishi-report-2.hatenablog.com
・不空院(特別拝観時のみ)
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・頭塔(ずとう)
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・写真美術館
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