春日大社 萬葉植物園(まんようしょくぶつえん)
どんなところ?
・春日大社参道脇にある植物園
・万葉集に登場する植物の標本を少量ずつ展示している
・咲き乱れる花々を楽しむというよりは図鑑的な雰囲気が強い
・藤が咲き乱れる4月下旬に行くのがおすすめ
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萬葉植物園 園内マップ
萬葉植物園は、大きく分けると次の2つのエリアに分けられます。
・萬葉園(通年)
・藤の園(4月下旬~5月上旬)
本記事では、通年観賞できる万葉園の様子を紹介します。
萬葉園エリアを散策
受付で入園料を支払い、入園。
自然な形で植栽しているので、植物園っぽさはあまりないですね。
しかし、水場もあるのでカエルの鳴き声があちこちから響いています(カエル苦手の私、激しくビビる)。
散策開始
4月下旬でしたので、さっそく藤の花がお出迎え(「藤の園」とは別の場所です)。
藤は万葉植物園のメインフラワーなのだそう。
華やかな「花の園」という感じではなく、自然に近いというか、家庭的で素朴な雰囲気です。
天武天皇の夢見桜
こちらは「天武天皇の夢見桜」。
吉野の櫻本坊の庭の、数代目の枝垂れ桜の株分けだそうです。
展示パネル兼広場という感じの場所も。
ここを過ぎると、池と建物が出現。
池
ものすごく巨大な鯉がゆうゆうと泳いでいました。
円窓
池の左手には重要文化財の円窓。
建物を拡大してみます。
円い窓といい、ちょっと厚ぼったい屋根の形といい、なんだかかわいらしい印象。
さて、引き続き進みます。
この辺はいかにも「標本」っぽいですね。
臥竜のイチイガシ
春日大社境内のイチイガシは奈良市の天然記念物に指定されています。
植物園内のイチイガシは、一度倒れたにもかかわらず、起き上がるようにして枝を伸ばし、現在の姿になったそうです。
歌泉堂
小さなお堂のようなものが見えてきました。
渡れるようなので、行ってみます。
和歌の達人、柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)さんがまつられていました!
「カキノモト」という響きから、「火気の元」→「火の元」ということで、火難避けの神様としても信仰されているそう。
和歌の達人ですから、学業の神様としても。
このあとは、「藤の園」エリアに向かいます。(後日更新予定)
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萬葉園エリアの全体的な感想
植物に詳しい or 興味がある方・植物の写真を撮る方には通年でおすすめです。
植物に特段興味があるわけでなければ、萬葉園のみだとちょっと物足りないかもなと感じましたので、藤の時期(4月末~5月頭※)がおすすめかなと思います。
(※ 年によって変わります。2022年は4月末にはもう見ごろを終えたようですので、公式サイト等で随時ご確認ください>>>萬葉植物園 | 春日大社)
時間・料金
〇3月~11月は9時~16時半(閉門17時)
〇12月~2月は9時~16時(閉門16時半)で月曜休(祝日の場合は翌日休)
●大人500円
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全体ガイド(参拝レポ)
shishi-report-2.hatenablog.com