春日大社境内の北には水谷川が流れています。
水谷川のほとりに鎮座するのが水谷神社。
春日大社境内では、御本社、若宮に次ぐお社だそうです。
水谷神社の周辺は、古来、龍神信仰が盛んだった場所なのだとか。
水谷川の川辺に集まるお社を巡ることで、開運招福のご利益があるらしいです。
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受付について
祈願札を納められる方は、御祈祷所で受付をしてください(9時~15時半、要初穂料)。
御祈祷所の場所は、駐車場を東側に進むと、「御祈祷受付」の白い幕が見えてきますので、その左手です。
水谷九社めぐり、スタート
※青文字は春日大社公式ウェブサイトより引用
第1番 総宮(そうぐう)神社
住まいを授け、住む人の平安をお守りくださる神様。
第2番 一言主(ひとことぬし)神社
一事(いちじ)を真剣に祈願すれば叶えてくださる神様。
祈願が成就した暁には、感謝の心を籠め鳥居を奉納するしきたりがある。
ここで祈願して、願いが叶った人も多いのでしょう。
御礼の鳥居がたくさん奉納されていました。
お社の脇にも「ありがとう」と彫られた石の燈籠が奉納されていたり。
第3番 龍王社(りゅうおうしゃ)
運気を上昇させ、富貴に導く神様。
龍王社を囲むように水が流れているのですが、せせらぎが聞こえて、大変清々しい場所でした。
第4番 水谷(みずや)神社
難病・疫病を封じ、地相・家相・方位・日柄などから現れる災難を取り除き福徳円満をもたらす神様。
水谷神社の真横に立っている木がすごい。
ものすごい大きい上に、高さもある。
イブキの中に、スギが生えているんだとか!
木の前に掲げられていた説明を一部引用します。
水谷神社の瑞垣の隅に伸びるイブキの巨樹。幹は空洞になっており、その中からスギが立ち、イブキの幹が大きなスギを抱え込む形になっている。
この不思議な関係のイブキとスギは古くから「水谷神社の寄生木」の名で知られている。
また、子授け石なるものもありました。
(参考情報)
第4番の水谷神社から第5番の浮雲神社までは少し距離があります。
受付済みの方で、日没前であれば、専用通路を通れます。
専用通路を通れない場合は、水谷川を一旦渡って大きな道に出て、道なりに西に進むと、第6番の聖明神社、続いて第7番の愛宕神社、第8番の天神社が見えてきます。
第8番の天神社から参道側に第5番の浮雲神社があります。
(第6~8の神社を目印にしながら通過して、第5番の浮雲神社に先に参拝されるとよいと思います。)
第5番 浮雲(うきぐも)神社
将来を見通す御力に優れ、運気を上昇させ福徳を増進してくださる神様。
第6番 聖明(せいめい)神社
人々に生気をみなぎらせ、日々の生活全般を御守りくださる慈愛に満ちた神様。
第7番 愛宕(あたご)神社
火難を防ぐ愛宕権現で台所や厨房の守り神として、勝負事(争いごと)を勝利に導く神様としても信仰される。
第8番 天(てん)神社
寿命を司り、災難を消除し福徳を増進してくださる神様。北野天神と御同神とされ受験合格資格取得の神様としても信仰される。
私が行ったときは、鹿さんたちがこのあたりでお食事中でした。
お社の前に立ったら、サッとよけてくれました。
第9番 船戸(ふなど)神社
交通安全や邪気の侵入を防ぐ神様
船戸神社は、駐車場付近に戻り、国宝館の裏手あたりにあります。
いったん坂をのぼって、鳥居の横から入って参拝できます。
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おわりに
御本殿や若宮十五社めぐりをしたことがある方はけっこういらっしゃると思うのですが、水谷九社めぐりまではなかなか機会がないのでは、と思います。
水谷川の周囲ということもあって、すごく気持ちがよかったです。
特に初夏や夏場は涼を感じられるのではないかと。
ただ、夏は虫なども多いので、苦手な方は春がいいかもしれません(逆に冬はちょっと寒そう)。
公式サイト>>>水谷九社めぐり | 春日大社
春日大社のほかの記事
>>>◇春日大社【境内案内】
shishi-report-2.hatenablog.com
公式サイト>>>世界遺産 春日大社 公式ホームページ
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