仏像、ときどきワンダー観光

おもに仏像のこと。不思議スポットやふつうの観光の話もたまにします

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【奈良】興福寺【記事一覧】- 国宝密度がトップクラス 仏像がすごいお寺

興福寺(こうふくじ)ってどんなお寺?

興福寺境内の五重塔と東金堂と鹿の画像

興福寺 東金堂と五重塔と鹿さん

興福寺の特徴

・710年創建(平城遷都で移ってきた)
・法相宗の大本山
国宝指定の仏像がありまくる!
駅チカの世界遺産
・鹿さんもいます

興福寺のみどころは?

正直、仏像好きとしては、すべてが見どころのため、選ぶのが難しい……。
のですが、初めて訪れた方向けにあえてピックアップすると……。

人気があるのは
・少年風美仏の阿修羅像(国宝館)

個人的におすすめするのは
維摩居士(ゆいまこじ)像(東金堂)
運慶チーム作の四天王立像(中金堂 拝観停止中)

開扉日が限られていますが
慶派の仏像群(南円堂北円堂
も感動モノです。

では、境内の様子を詳しく紹介していきます。

 

境内の様子

境内マップ

興福寺境内にある案内マップを撮影した画像

興福寺境内案内図

(北が下になっています。)

中金堂(ちゅうこんどう)

興福寺の中金堂の画像

興福寺 中金堂

2018年に再建されたばかりの中金堂。

古いお堂のような渋みはないですが、色鮮やかできれいです。

お堂内には釈迦如来や薬王・薬上菩薩などが安置されています。

★中金堂内の仏像について、詳しくはこちら。

shishi-report-2.hatenablog.com

 

東金堂(とうこんどう)

興福寺の東金堂の画像

興福寺 東金堂

現在のお堂は1415年の再建。

ご本尊は薬師如来。

文殊菩薩像と維摩居士像が並んでいるのもわりと珍しいシチュエーションかなと思います。

十二神将もいらっしゃるし、お堂内が「国宝祭り」みたいな状態になっています。

★仏像についての詳しい情報はこちら。

shishi-report-2.hatenablog.com

 

国宝館

興福寺の国宝館の画像

興福寺 国宝館

奈良時代からの寺宝を収蔵、公開している国宝館。

「国宝館」という名称の通り、「国宝祭り」です。
人口密度ならぬ「国宝密度」はトップクラス(日本一では?)。

興福寺の国宝館の看板を撮影した画像

興福寺 国宝館の看板


(拝観レポート準備中)

五重塔

興福寺の五重塔の画像

興福寺 五重塔

現在の塔は1426年に再建されたもの。
高さは日本第二位。
(ちなみに第一位は東寺

興福寺の五重塔は、訪れる季節や時間帯によって、かなり表情が変わる気がします。

猿沢池ごしにそびえる姿も絶景。

猿沢池越しに興福寺の五重塔を撮影した画像

秋の猿沢池と興福寺の五重塔



北円堂(ほくえんどう)

興福寺の北円堂を撮影した画像

興福寺 北円堂

境内の北西に位置する北円堂。

私が何度観ても大感動するのは「無著(むじゃく)・世親(せしん)菩薩」というお坊さん兄弟のお像


北円堂は、春と秋の特別開扉期間のみ、拝観可能です。
(開扉期間は公式ウェブサイトでご確認ください)

★北円堂の拝観レポート

shishi-report-2.hatenablog.com



南円堂(なんえんどう)

興福寺の南円堂を撮影した画像

興福寺 南円堂

興福寺南円堂は、西国三十三所巡りの第九番納札所となっています。

仏像としては作例の少ない不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)がいらっしゃいます。

不空羂索観音の周りに座る、法相六祖坐像(ほっそうろくそざぞう)(法相宗の発展に貢献した偉いお坊さん六人組)が衝撃的。
今にも立ち上がりそうな写実性です。

南円堂の開扉日は10月17日のみ。
(何年かに一度、1か月程度開扉する年もあるようです)

★南円堂の仏像について詳しい拝観レポート

shishi-report-2.hatenablog.com

 

一言観音堂

興福寺の一言観音堂を撮影した画像

興福寺 一言観音堂

南円堂の横にある一言観音堂。

一言観音像を安置しているそうです(お堂をのぞいた感じですと、お姿は見えませんでした)。

観世音菩薩の名号を一言心から唱えると必ず叶えてくださるそうです。


不動堂

興福寺の不動堂を撮影した画像

興福寺 不動堂

南円堂の向かいにある、素朴なお堂。

戸が格子になっているので、中をのぞくことができます。
不動明王像などが安置されています。

不動堂は、昼間よりも夜がおすすめ。
(夜は照明が点くので、お像が見やすい)

毎月護摩祈祷が行われているので、不動明王像には煤がついています。


三重塔(国宝)

興福寺の三重塔を撮影した画像

興福寺 三重塔

南円堂の西にある、小ぶりな三重塔。

毎年7月7日のみの開扉。
窪弁財天と十五童子像が安置されているそうです。

その他

南大門跡地

興福寺の境内側から撮影した南大門の跡地の画像

興福寺 南大門跡地

中金堂の南側にはかつての南大門跡があります。

興福寺の南大門の跡地の画像

興福寺 南大門跡

かなりしっかりとした土台。
たぶん、石の上に柱が経っていたんですよね。


賓頭盧(びんずる)尊者

 南円堂の横にある小さなお堂(お堂というよりお社の感じですが)。

興福寺南円堂の横を撮影した画像

南円堂の横にびんずる尊者

この中には、びんずる尊者さんがいます。
「撫で仏」と呼ばれることもあるでしょうか。
(コロナウイルス感染拡大防止のため、現在は触れることはお控えください)

のぞいてみると、赤黒いお身体。

この赤いお身体の理由にはお酒を飲みすぎた等のさまざまな説があるようですが、

赤色の本当の意味は、生命が充満して生気の血がみなぎっているさまを言い、それは修行が最高に高まった状態を言う。
その時の強い力をいただいて、病気にかからないという。

興福寺南円堂横の賓頭盧尊者の前に貼られていた説明書きより引用


というのが、ほんとうのところのようです。

鐘楼

興福寺の鐘楼を撮影した画像

興福寺 鐘楼

一度、お寺の方が鐘をついている現場に居合わせたことがあるのですが、ものすごい大音量でびっくりしました。

延命地蔵

南円堂から猿沢池方面に階段を下りていると、中腹に開けた土地があるのですが、そこにいらっしゃるお地蔵さんたち。

興福寺の延命地蔵を撮影した画像

延命地蔵



おまけ 夕景が非常に美しい

興福寺のお堂などはだいたい午後17時に閉まりますが、それ以降も境内は自由に散策できます。

夏場の旅行であれば、一旦宿泊先に戻って一休みするなり、近くのカフェで休憩するなりして、日没近くの時間帯に興福寺境内を再度訪れてみるのがおすすめ。

興福寺境内から眺める西の空がとんでもなく綺麗です。

興福寺境内で撮影した夕方の西の空の画像

興福寺境内からの夕景

雨や曇りの日は難しいですが、晴れていればわりとこんな風景が見られるのではないかと思います。

高い建造物がない奈良だからこその風景ですね。


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所要時間の目安

通常時に拝観できるお堂をすべて観るとすると~1時間半程度でしょうか。
(中金堂10分、東金堂10分、国宝館1時間弱、その他境内散策 を想定)

サクサク派、じっくり派でかなり変わるとは思いますのでご参考まで。


駅からのアクセス

近鉄奈良駅から徒歩の場合

①商店街を通るコース

東向商店街を南下。
ダイソーを少し過ぎたあたりに、興福寺に通じる細い道(坂)があります。
北円堂付近から境内に入ることができます。

②大通りを通るコース

大宮通り(バスなどが通っている大きい道路)を奈良公園方面に向かって歩きます。
北参道が現れるのでそこから境内に入ることができます。

興福寺の北参道を撮影した画像

興福寺 北参道

 

JR奈良駅から徒歩の場合

三条通り(お土産屋さんなどが並んでいる通り)をひたすらまっすぐ歩きます。
猿沢池が見えたら、左手に南円堂に向かう階段があります。

南円堂に通じる階段

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興福寺付近の施設情報

すぐ隣が猿沢池です。 

shishi-report-2.hatenablog.com

 
猿沢池のほとりにスターバックスがあります。
休憩にピッタリ(ただし混雑しがち)

奈良猿沢池店|スターバックス コーヒー ジャパン



スタバ混雑時でも小西さくら通り商店街にたくさんカフェがありますのでご安心を。

秋の三連休の中日でもギリギリ並ばずに入れたのは
シアトルズベストコーヒー

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