夕方~夜は池めぐりがおすすめ(冬季以外)
奈良観光で思うのが「17時以降に見るところがない」ということ。
お寺が17時に閉門するので、それに合わせて商店街なども閉店が早め。
でも、17時すぎに宿泊先に戻るにはまだちょっと早い気がしますよね。
そんなとき、体力が残っているようでしたら、奈良市街地付近の池を散策してみてはいかがでしょうか。
高い建物がほとんどない奈良は、夕方、陽が落ちる頃の西の空が抜群にきれいです。
基本的に風もあまり強くないので、水面が鏡のようになって空を映し出します。
※
・冬場は暗くなるのが早い&奈良の冬は寒いので、池めぐりは日中がおすすめ。
・夏場は蚊がいますので、虫よけスプレーをしておくと安心です。
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近鉄奈良駅から徒歩圏内の池
近鉄奈良駅から近い順に紹介していきます。
猿沢池(さるさわいけ)
興福寺の南側に位置するので、池ごしに興福寺の建物が見えて素敵です。
夜は周囲の建物の照明を反射してきれい。
夏(采女まつりの時期)には提灯が水上に設置され、秋には紅葉、と日によって表情を変えるのも個人的に好きなポイント。
詳しくは>>>(後日追記)
荒池
猿沢池からさらに東にあるのが荒池。
猿沢池から三条通りをさらに東に進むと春日大社一之鳥居が見えてくるのですが、くぐらずに南下するとすぐ見えてくるので、こちらもわかりやすい立地です。
地図からもわかるように、道路を挟んで東西に広がっている池です。
道路から興福寺方面の荒池を撮影したのがこちら。
こちらの荒池、人工なのだそうです。
奈良には有力な川がなく、昔は水不足で困ることも多かったようです。農家の人が困らないよう、ここにため池を作ったんだとか。
(平成七年に補強工事)
人工のため池、という目で見てみると、確かに池の端が直線的だったりして、その片鱗が見えますね。
現在は、洪水から街を守っているのだそう。
ありがたや。
道路の東側の荒池のほうが、自然っぽくていいかも。
人工とは思えないほど、なかなか雄大です。
水路が東に延びていて、これに沿って歩くと、鷺池(浮見堂)につながっています。
池のほとりで鹿さんもくつろいでいました。
鷺池(さぎいけ)・浮見堂
荒池のほとりを歩いて、鷺池へ。
道が整備されているので歩きやすいです。
鹿さんのフンはところどころに落ちていますので、足元にはご注意を。
人通りが多いところでは、踏まれ練られ引き延ばされ乾燥し、もはや地面と同化しているものが多いですが、このエリアは新鮮なものが多いので、ダイレクトに踏むと大変そうです。
(いや、運がついていいのかも)
この階段を上がると、鷺池が見えます。
せっかくなので、浮見堂にも行ってみました。
浮見堂内にはベンチもあって、少し休んだりもできます。
人力車のお兄さんが頑張っているのも見えました。
天候のせいもあると思いますが、想像していたよりは地味な雰囲気でした。
鴻ノ池
池のほとりにスタバがオープンしたとき、「美しいスタバ」としてニュースになったこともあるので、ご存じの方も多いのかも。
鴻ノ池へは近鉄奈良駅からやすらぎの道をとにかく北へ!
やすらぎの道にさえ到達すれば、あとはひたすらまっすぐなので、迷わず行くことができます。
歩くこと20分(歩きたくない場合はバスもあります)、見えてきました!
写真の左側、レンガっぽい色の建物がスタバです。
拡大すると。
おおお、緑と調和していて、素敵な外観です。
スタバの向かいには、ならでんアリーナやならでん武道場も。
スタバに入ってみると、ならでんアリーナや武道場での試合や部活の帰りらしき高校生をけっこう見かけました。
さて、一時期ニュースにもなった、スタバ店内から望む景色がこちら。
ちょっと暑かったので、テラス席には座りませんでしたが、帰りがけに撮った写真がこちら。
着いたときもきれいでしたが、帰る頃には陽が落ちかけていて、さらにきれいでした。
テラス席で風に吹かれながら読書している方を見て、「最高かよ」と思ってしまいました。
徒歩だとちょっと遠いのが難点ですが、話題になっただけあって、素敵な場所でした。
おわりに
お寺などは閉まって観るところもないし、でも夕飯には少し早いし、というときは、池めぐりがおすすめです。
一気にすべて巡るのは大変ですが、猿沢池などはアクセスが良いので気軽に散策できます。
池のほとりで夕陽を眺めながら、来し方やこれからに思いを馳せる、最高です。
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