采女祭(うねめまつり)とは?
采女まつりについて
・采女(うねめ)とは、天皇や皇后の身の回りの世話をする女官のこと
・天皇の寵愛が薄れたことを嘆き、池に身を投げた采女の霊を慰めるために創建されたのが采女神社
・采女まつりは、采女の霊を慰めるとともに人々の幸せを祈る例祭
・中秋の名月に執り行われる
ここ数年はコロナ禍のため関係者のみでの実施でしたので、2019年の様子を紹介します。
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見学レポート
花扇奉納(はなおうぎほうのう)行列
時代衣装をまとって花扇使らが市内を練り歩く「花扇奉納行列」。
(肖像権を考慮して、お顔にぼかしをかけています。以下同)
こちらが奉納する「花扇」です。
ちょっとほうきっぽいような、熊手っぽいような気もします。
時代衣装をまとった人々の列がつづきます。
この頃は外国からの観光客も多かったので、みなさん興味深そうに見学されていました。
管弦船の儀(かんげんせんのぎ)
采女神社例祭の神事が行われた後、花扇は猿沢池の管弦船に移されます。
雅楽の調べとともに池をめぐるのが「管弦船の儀」。
ライトアップや提灯の灯りで、いつも以上に華やかな猿沢池。
向こう岸で光っているのが管弦船です。
管弦船がこちらにもやってきました。
花扇奉納行列で街中を練り歩いていた「花扇」もちゃんと船に載せられていました。
ちょっと記憶があいまいなのですが、船は二艘出ていて、もう一艘の船には時代衣装を着た女性たちが整然と座っておられました。
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おわりに
2019年(コロナ禍前)は、外国からのお客さんもたくさんいらっしゃり、なかなか混雑していた采女まつり(とはいえ、場所を選ばなければ十分見学できました)。
今後の開催はまだわかりませんが、また気兼ねなく楽しめる日がくるとよいですね。
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