(※)2022年6月中旬の情報です。
あじさい庭園まで坂や階段があります>>>矢田寺(金剛山寺)拝観レポート
矢田寺 あじさい大庭園
矢田寺の境内には約60種、一万株のあじさいが植えられています。
なぜあじさいかというと、矢田寺のご本尊である「お地蔵さま」と関係が。
お地蔵さまは、釈迦如来が亡くなってから弥勒菩薩が登場する未来(56億7千万年後!)までの間、この世を任されている存在(参考>>>地蔵菩薩とは? - 如来のいない時代を任された救済者 )。
お地蔵さまはさまざまな姿に分身するので、雨によって色を変えるあじさいと似たところがあるわけですね。
境内のあちこちに咲き誇るあじさいがとても美しく、それだけでも目の保養なのですが、回遊式のあじさい大庭園は本当にすごかった……。
正直、ここまでとは予想していなかったので、驚きました。
では、さっそく、散策していきます。
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回遊式 あじさい大庭園 入口
隙間がないほどに連なるあじさい。
水色、青、青紫、赤紫、濃い紫、ピンク、白……色とりどりで幻想的、うっとりします。
滑りやすい場所があるので注意
上の写真のように、少し小高いエリアもあり、飛び石になった階段を昇っていく場所もありました。
ただでさえ足場が不安定な上、地面が湿っているとすべりやすいので要注意。
写真を撮るのに気を取られていると、本当に危ないです。
私が行ったときは晴れていたのですが、午前中の雨ですこし足元が湿っており、1回ガチ転倒しそうになりました(雨天対応の靴だったのにも関わらず)。
私の前にたまたまいらした方も、何度か滑りそうになっていました(ニューバランスのスニーカーにも関わらず!)。
ラバーなどの滑らないソールのほうが安心かもしれません。
見渡す限り、あじさい
写真の奥のほうの、ぽつぽつと咲いているのもあじさい。
衝撃的なボリューム感です。
枝の向こうにもあじさい。
あじさいをかきわけながら歩くというレアな経験
進んでいくと、あじさいがどんどん道に張り出してきます。
もはや、あじさいのアーチ。
あじさいが進路をふさぎ始めた。
この辺までくると、手であじさいをかき分けながら進むような状況でした。
自分の背よりも大きいものもあるので、あじさいに埋もれるような感覚。
非日常的な気分に浸れました。
出口が近づいてきました。
どのくらいじっくり見るかにもよるのでしょうが、私はここまで15分程度かかりました。
あじさいは寄っても美しい
ちなみにこちらは庭園内ではなく境内出口で撮影したものですが、濃い色調の紫も。
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混雑具合について
閉門に近い時間帯のほうが空いている傾向がありそうです。
私は平日の15時すぎにお寺に到着、先に本堂や閻魔堂にお参りした後(16時すぎ)あじさい大庭園に向かいました。
それでも、前を歩く方々の写真タイムを待ちながら(&その隙に自分もカメラ構えるのでストレスにはならない程度)の散策でした。
道幅が狭いところがあり、足元もすべりやすいので、土日などは混雑も相まってけっこう歩きづらいだろうと思います。
可能なら平日夕方がおすすめ。
開花情報は公式サイトで
本記事は2022年6月中旬の様子です。
品種によっては7月に入ってから色づき始めるものもあるそうで、あじさい園はけっこう長い間楽しめるようです。
また年によって時期が少し前後しますので、リアルタイム開花状況は公式サイトでご確認ください。
公式>>>矢田寺 あじさい寺
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