四天王寺(してんのうじ)
どんなお寺?
・創建は593年(法隆寺よりも早い!)
・昭和に再建・再興された建物や仏像が多い
・お堂の配置などは古い形式なので、新旧が入り混じっている
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天王寺駅から四天王寺までの道のり
JR天王寺駅の北口を出て、玉造筋に沿って進み、天王寺年金事務所の手前を左折。
そこからひたらすら北に直進していると、見えてきました、四天王寺。
この、大きな道路の向こうに大きなお寺がある光景、都会の大寺という感じがします。
横断歩道を渡ると、門前に聖徳太子の「とびだし注意」看板。さすが聖徳太子ゆかりのお寺。
拝観レポート
境内マップ
南大門
現在の南大門は昭和60年に再建の建物。
さて、お邪魔しいていきましょう。
南大門から、中門、さらにその奥の五重塔が見えて壮観。
中門(仁王門)
屋根が横に伸びていて、今にも羽ばたきそうなフォルムの中門。
赤と青の仁王さまがお寺を守っています。昭和に活躍した松久朋琳・宗琳による作。
中門の向こうには五重塔が見えます。
ここからは中心伽藍へは入れないので、西重門のほうに回ります(※私は一旦東側に回ってしまったのですが、西側からしか入れませんのでご注意を)。
中心伽藍(有料)
中心伽藍内には金堂・講堂・五重宝塔。
いずれも昭和の再建でフレッシュな雰囲気です。
仏像など詳細は>>>(更新予定)
灯籠が下がる回廊もなかなか素敵です(ちょっと春日大社っぽくもある)。
石舞台・六時堂
中心伽藍の北側には、石舞台と六時堂。
石舞台は、聖霊会(聖徳太子の霊を慰める法会、毎年4月22日)のときに法要や雅楽が行われる場所。
石舞台は池にかかる橋に建てられていて、カメさんたちが甲羅干ししていました。
カメってよく見るとけっこうグロテスクなのですけど、甲羅干しをしている姿は妙にかわいらしいと思ってしまうのはなぜなんだろう。
この池を渡ると六時堂。
昼夜六回の諸礼賛をするということで、正式名称は「六寺礼賛堂(ろくじらいさんどう)」。
1623年に再建されたようです。
コロナ対策のため、御祈祷?の方以外は外から参拝と書いてあったので、内部はよくわからなかったのですが、雰囲気あるお堂でした。
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境内 その他
中心伽藍以外にもお堂がたくさんありました。
時間の都合でほとんど見学できなかったのですが、写真を貼っていきます。
南鐘堂
太子堂
番匠堂
聖徳太子は建築技術なども導入したので、大工さんなど建築に関わる人たちによって祀られた曲尺を持った太子がおられるそうです。
宝物館(有料)
牛王尊(ごおうそん)
四天王寺を建てるとき、資材を運んだ牛が、伽藍完成後に石になったと伝えられ、その牛王尊(ごおうそん)の石が安置されています。
亀井不動尊
聖徳太子が呼び止められて亀井の井戸(亀井不動尊右となりの亀井堂にある)をのぞいたとき、不動明王さまの姿が見えたので、ここにお不動さまがまつられることになったのだとか。
中央が水かけ不動尊、左に子育て地蔵尊、右に延命地蔵尊という並び。
万燈院
紙衣仏(かみこぶつ:紙の衣類をつけて修行した羅漢がモデルの仏さま)をお祀りしているお堂。
関連施設
庚申堂
現在の四天王寺境内をいったん出て、少し離れた場所にあるのですが、日本で初めて庚申尊が出現した場所と伝えられています。
ご本尊は青面金剛(秘仏)。
庚申の日とその前日にお参りすると願いが叶うと言われています。
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拝観にかかる時間
中心伽藍と六時堂など、中心エリアのみでしたら30分程度のようです(参拝リーフレットにも30分と書いてある)。
しかし、お堂ひとつひとつ丁寧に見ようとすると、すごく時間がかかりそうでした。
私は1時間弱滞在したと思いますが、時間が足りなかったです(ほかに庭園や宝物館もあるし)。
時間・料金
4~9月 8時半~16時半
10~3月 8時半~16時
※お堂の外からであれば24時間拝観可
中心伽藍:大人300円
庭園:300円
宝物館:500円
アクセス
JR四天王寺駅から徒歩10分程度。
周辺の施設情報
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