仏像、ときどきワンダー観光

おもに仏像のこと。不思議スポットやふつうの観光の話もたまにします

【栃木】旧篠原家住宅 - 明治時代の豪商の暮らしが残る

旧篠原家住宅(きゅうしのはらけじゅうたく)

旧篠原家住宅の入口付近から建物外観を撮影した画像

旧篠原家住宅 外観

旧篠原家住宅の特徴

・篠原家は宇都宮を代表する旧家のひとつ
・しょうゆ醸造業や、肥料商を営んできた
・明治時代の豪商の姿を現在に伝える建物(主屋は明治28年)

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見学レポート

外観上の特徴

旧篠原家住宅の外壁を撮影した画像

外壁には黒漆喰や大谷石が用いられている

外壁には黒漆喰や、近くで採れる大谷石が使われています。
また、店先の格子も商家の特徴です。

住宅内の様子

係の方に見学料を支払い、見学開始。
私が行ったときは、係の方がとても熱心に説明してくださいました。

帳場(ちょうば)

旧篠原家住宅の帳場を撮影した画像

帳場

いわゆる「お醤油屋さん」ですので、入口を入ったところが土間になっています。土間から一段上がったところに、お金の管理をしたり、帳簿をつける「帳場」があります。時代劇に出てきそうな雰囲気ですね。

帳場の後ろの押入れだけ鍵がかかるようになっていて、ここに重要書類などを保管したらしいです。
ここの戸だけ、開けると音がするようになっていて、防犯性が考慮されていたとのこと。

 

茶の間

旧篠原家住宅の茶の間の画像

茶の間

帳場に隣接するのが茶の間。
普段の食事や団らんをした空間だそう。

旧篠原家住宅内の箱階段を撮影した画像

箱階段

昔ながらの箱階段。
収納家具でもあります。階段部分が収納って、すごく効率的ですよね。
引き出しのサイズがいろいろあるのも便利そう。

六畳間(女中さんの部屋)

女中さんの部屋の6畳間の押入れには、頑丈な金庫。

押入れに入っている金庫の画像

金庫

実際に開けて見せてもらえましたが、ものすごく重厚な扉でしたね。

この部屋には、「隠し階段」もあって、それを通じて2階に上がりました。

2階 客間

10畳ほどの部屋。
明治時代は当時の皇族の方が宿泊されたのだとか。

畳が写っている画像

客間の畳 1間半幅の特別なもの

客間に飾られている児玉果亭の絵を撮影した画像

児玉果亭の絵

鯉が描かれた地袋の画像

地袋に鯉(菊池愛山)

旧篠原家住宅二階の窓を撮影した画像

昭和時代につけられた窓

こちらの窓は、昭和に入ってから、生活様式に合わせてつけられたものだとか。
窓からは、石蔵が見えます。

石蔵が並んでいる画像

窓から見える石蔵

大谷石が使われているのがわかりますね。
全体的に淡いトーンで、どこかスタイリッシュな蔵です。

主屋よりも、こっちの石蔵のほうが栃木(大谷)っぽいので、蔵をメインに(カフェに改装しちゃうとか)したほうが観光的にはいいのかもしれない、なんてことを思いました(余計なお世話か)。

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営業時間・料金

・9時~17時(入館16時半)
・月曜(※)&年末年始休館
(※月曜が祝日の場合は翌日が休み)
・100円

アクセス

宇都宮駅より徒歩5分程度

 

周辺の施設情報

・宇都宮二荒山神社

shishi-report-2.hatenablog.com

 
・バスで30分程度の大谷エリア

shishi-report-2.hatenablog.com

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