題経時(柴又帝釈天)
題経寺の特徴
・日蓮宗のお寺で、1629年に開基
・題経寺のご本尊は帝釈天ではなく、祖師堂の大曼荼羅(Wikipedia情報柴又帝釈天 - Wikipedia)
・帝釈堂の説話彫刻に圧倒される
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拝観レポート
参道
京成線柴又駅で降りると、駅前には早速寅さんの像が。
(寅さんにあまり興味がないため、写真を撮り忘れてしまった……)
寅さん像の向こう側には参道商店街が伸びています。
おだんごおいしそうだなー、なんて思って歩いているうちに、すぐ題経寺の二天門が見えてきました。
二天門
明治29年につくられた二天門。
東照宮の陽明門を模したといわれています。
二天門には四天王のうちの二天(増長天と広目天)が安置されているそうです(見逃した……)。
この二体は奈良大安寺にあったものと伝えられているそうです。
二天門をくぐると正面が帝釈堂となります。
帝釈堂彫刻ギャラリー
昭和4年に完成した帝釈堂。
帝釈堂のご本尊は板に描かれた(彫られた?)帝釈天。
庚申の日には常開帳となるようですが、私が行った日は拝観できませんでした。
ですが、このお堂の外壁には、壁面彫刻がびっしり!
受付にて400円おさめると、大庭園とあわせて見学できます。
(受付にて、写真を撮ってよいか確認しました)
法華経の説話をもとに下絵が描かれたのだとか。
大正末期~昭和9年頃にかけて、当時の名人彫刻師によって彫られたそうです。
(どの彫刻をどなたが彫ったか公式ウェブサイトに記載あり)
すごすぎる。
いわゆる、欄間彫刻に近いのですかね。
精巧さにたまげました。
厚い板を彫っているのだろうと思いますが、奥行きがとても深いように感じられます。
細かい葉っぱの一枚一枚もぬかりなし。
流れるような雲も見事です。
これはいつまででも観ていられそう、と思いました。
こんなに見ごたえがあるのに他にだれもいませんでした。
お寺には来ても、彫刻ギャラリーまではご覧にならない方が多いのかな。
大庭園(邃渓園)
彫刻ギャラリーとあわせて見学できます。
説話彫刻を熱心に見すぎたため、お庭を見学するころには身体が冷え冷え(@冬)。
すぐに切り上げることになってしまいましたが、ゆったりとした時間の流れる、静謐な気持ちになれる場所でした。
アクセス・時間・料金
・京成線 柴又駅から徒歩3分
・庭園&彫刻ギャラリーは午前9時~午後4時30分
・庭園&彫刻ギャラリー 大人400円
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周辺の施設情報
山本亭
題経寺参拝後、近くにある山本亭へ。
山本工場(カメラ部品製造)の創立者山本栄之助さんのご自宅。
100円で見学できました。
建物を見学するのが好きな方は楽しいかも。
喫茶メニューもあるようでしたので、ここでゆっくり過ごすのもよさそう。
おわりに
柴又エリアには他にも「葛飾柴又寅さん記念館」や「山田洋次ミュージアム」などもあります。
亀有も近いですから、合わせてご覧になるといいかもしれませんね。
柴又帝釈天題経寺にお参りの際は、説話彫刻(彫刻ギャラリー)をお見逃しなく。
(※訪れた日は2017年3月です。お出かけ前には公式ウェブサイト等で最新の情報をご確認ください)
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