東寺の金堂で拝観できる仏像について紹介しています。
東寺全体のガイドはこちら>>>◆東寺(教王護国寺)【境内案内】- 空海さんのアイディアが残るお寺
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東寺 金堂
金堂の中央にご本尊の薬師如来、その両脇に日光菩薩と月光菩薩が並んでいます。
現在のお像は桃山時代に再興されたものです。
内部は撮影禁止ですので、パンフレットを撮影したものがこちら。
パンフレットの写真だと明るく見えますが、お堂内はかなり暗かったです。
まじまじと拝見するというよりも、仏さまの存在を感じる、というような拝観スタイルになるかな、と思います。
薬師如来坐像
仏教界のお医者さん的存在の薬師如来(詳しくは>>>薬師如来とは? - 仏教界のお医者さん )。
右手は施無畏印(せむいいいん:手のひらをこちらに向ける感じ。「おそれなくてよい」の意味)。
中指がゆるく曲げられているので、「オッケー」と言ってくれているようにも見えます。
左手には薬壺は持たず、膝の上で天に向けられています。
光背には7軀の化仏(けぶつ:小さい仏)が配されていて、豪華です。
台座の十二神将にも注目
薬師如来が座っている台座部分にもぜひご注目ください。
薬師如来の眷属(けんぞく:使者)の十二神将が台座をぐるりと囲っています(>>>十二神将とは? - 薬師如来に従う12の夜叉 )。
眷属をイメージしやすいように言い換えると、「ガードマン」とか「部下」のような感じでもいいかな、と思います。
日光(にっこう)菩薩・月光(がっこう)菩薩
薬師如来の両脇を固めるのは日光菩薩と月光菩薩。
薬師如来がお医者さんとすると、日光菩薩が日勤の看護師さんで、月光菩薩が夜勤の看護師さんのイメージです。
日光・月光菩薩とも穏やかな表情。
もしも悩みを相談したら「ふふふ、そうでしょう、わかるわ」と言ってくれそう(あくまで個人的妄想)。
少し膝を曲げているのは、いつでも助けに出れるように、という姿勢を表しているのでは、と思います。
また、日光・月光菩薩の足元をよーく見ると、蓮の台座の下には獅子(?)が!
縁の下の力持ち的なポジションで、菩薩を支えているようです。
東寺 ほかのみどころは?
金堂のおとなり、講堂では立体曼荼羅を拝観できます。
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