東京国立博物館はいつでもすごい
上野にある東京国立博物館(以下、トーハク)は、期間限定で開催される特別展でしばしば話題にあがります。
特別展もすごいですが、常設の総合文化展もかなり見ごたえがあるのです。
じっくり見学していたら、とても一日ではまわりきれません。
なにせ、本館、東洋館、平成館、法隆寺 宝物館、黒田記念館…と見学施設がいくつもある(※表慶館は非公開のことが多いです)。
※2020年9月現在、入館にはオンラインでの事前予約が必要となっています。
下記サイトを必ずご確認ください。
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トーハクについて
トーハクのメインとなる本館。
日本美術を包括的に知るならまずは本館へ。
コロナ以前は外国人観光客の方がたくさんおられ、それなりに混雑していました。
ミュージアムショップも本館にあるのですが、外国人観光客の方が目を輝かせてお土産を選んでいるのを見かけるとなんだかうれしくなったものです。
あまり混雑していないほうが好き、という方におすすめなのは東洋館。
アジアの仏像(石仏など)が多数展示されています。
ほんのり暗くて独特の雰囲気があり、無性に落ち着きます。
平日などは自分以外のお客さんが数名だけいらっしゃる程度のことも。
仏像好きにおすすめな展示
彫刻や仏像好きの方におすすめなのは、本館1階の11室(彫刻)。
本館に入ってすぐ右手にある部屋です。
もちろん順路に従って、2階の第1室から見学するのもよいですが、時間が限られているときなどは11室に直行すると効率的です。
展示される仏像はたまに入れ替わるので、それも楽しみ。
しかも、写真を撮れる仏像もあります(撮影禁止のマークがあるものは不可)。
どんな仏像がいる?
2018年5月の情報
以下は、2018年5月時点のものです。
こちらの毘沙門天、目がクリッとしています
(毘沙門天について詳しく知りたい方は>>>【基礎知識】毘沙門天とは? - 財宝・福徳・戦いの神)。
踏まれている邪鬼も、毘沙門天の膝のところにいる獣(獅子?)も、揃いも揃ってどんぐりまなこ。
彫った仏師の方が、どんぐりまなこ好きだったのでしょうか。
毘沙門天って結構厳しいお顔の方が多いので、珍しいような。
こう言ってはアレですが、かわいいですね。
ちなみに、膝の獣をモデルに描いた絵を、本ブログのアイコンに設定しています。
さてさて、最大の見どころを。
11室の奥のスペース(12室側)はステージのようになっていて豪華です。
仏像にあまり興味がなさそうな方も思わず足を止めて写真を撮っておられます。
外国人の方が小声で「ワァオ~」と感嘆の声を漏らしているのを聞いたことがあります。
※2018年5月時点の展示
いやー、美しい。
四天王が少し暗くなってしまったので、追加。
(参考)2017年に展示されていた十二神将
以前訪れたとき(2017年)は、このスペースには十二神将 が展示されていました(十二神将について>>>【基礎知識】十二神将とは? - 薬師如来に従う12の夜叉)。
十二神将も見ごたえがあって素晴らしかった。
展示は定期的に変わります
2018年12月のメンバーはこんな感じ。
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おわりに
トーハクのHPによると、「ジャンルや素材によって4~8週間ごとに展示替えを行っている」とのこと。
仏像コーナーは展示替えが大変だと思うので頻度は高くないでしょうが、次に行ったときに何が見られるか楽しみです。
トーハクのHPにも仏像好きにおすすめのコースが載っていました。
こちらは150分かけてまわる本格コースです。
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常設展
ほかの国立博物館
奈良国立博物館には仏像専門の建物があります。
shishi-report-2.hatenablog.com