少林山達磨寺(しょうりんざんだるまじ)ってどんなお寺?
特徴
・縁起だるま発祥のお寺
・境内にたくさんのだるまさんがいる
・ご本尊は北斗七星を神格化した「北辰鎮宅霊符尊(ほくしんちんたくれいふそん)」
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拝観レポート
総門
総門の向こうには、長い長い階段が伸びています。
私はテンションが上がってわくわくして「さあ、のぼるぞ~」と意気込んでいたのですが、一緒に来てくれた友人(お寺などにあまり興味がない)は「うそ……何この階段……」と呆然としていました(汗)。
ちなみに、タクシーの運転手さんによれば、この階段を上がったところまで車で回れるそうです。
バスだと長い階段を上る必要がありますので、足腰の悪い方などは、自家用車やタクシーで行かれるのがよいと思います。
階段は見た目ほどきつくはなく、しばらくすると、ちょっと開けた土地に出ました。
このエリアには大講堂と瑞雲閣があります。
お守りなどを買うことができます。
たまたま訪れたときは菊花大会?的な催しが行われていました(訪問は2013年11月ですので、現在も行われているかは不明です)。
この奥の階段を上ってもいいですし、右手に観音堂を通るルートもあります。
せっかくなので観音堂を見つつ上っていくことにしました。
すると、だるまさんが!
これは癒されますね。
だるまに全く興味のない友人は「まだ階段続くの……」とうんざりしていました(申し訳ない)。
霊符堂
階段を上りきると、やっと霊符堂(本堂)が見えてきました。
すごい数のだるまさんたち!!
各自、おなかのあたりに「○○祈願」とか、会社名などが入れられています。
お役目を終えて、お寺に戻ってきたのでしょう。
おつかれさま、と声をかけたくなります。
霊府堂を正面から見ると
お寺なのに、どこか神社っぽい雰囲気もありますね。
なお、お堂内には
・北辰鎮宅霊符尊(ほくしんちんたくれいふそん:方位除けの守護神。北斗七星を神格化した存在)
・達磨大師坐像
がまつられ、
・心越禅師(しんえつぜんし:このお寺を開いたお坊さん)像
も安置されているそうです(普段拝見することはできないようです)。
達磨堂
霊符堂にて手を合わせた後は、左手にある達磨堂へ。
壁にかかっているのはだるまモチーフの絵馬。
大変かわいらしい。
達磨堂内は、「だるま博物館」のような感じでした。
日本全国各地のだるまさんがここにはそろっています。
もともとは、コレクターの方が達磨を寄贈されたのが始まりなのだそう。
一体一体見ていたらすごく時間がかかりそうです。
ちなみに、達磨堂内に置かれた監視カメラも、「だるまさん」でした。
「黒目のところがカメラになっているんですよ」とお寺の方がおっしゃっていました。
斬新!
普及しないかなぁ。
洗心亭
達磨堂をでたあと、そのまま階段を下りてもよいのですが、山道を降りつつ、洗心亭を見学しました。
洗心亭は有名建築家のブルーノ・タウトが住んでいたらしいです。
とても日本の文化を愛していたらしく、「できることなら私の骨は少林山に」とおっしゃったほどだったとか(亡くなられた後、デスマスクが納められたそうです)。
洗心亭の周りは、自然いっぱいでとても落ち着いた雰囲気でした。
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参考 縁起だるまはいかにして生まれたか
少林山達磨寺は、縁起だるま発祥のお寺と言われています。
昔、碓氷川が氾濫したとき、光る古木が引き上げられたそうです。
後日、一了さんという修行者がやってきて、この古木から達磨大師の坐像を見出した(彫った)のが少林山達磨寺の始まり。
この達磨大師の坐像からいかにして、あのまるっこい「だるまさん」がうまれたのかというと、今から200年ほど前にさかのぼります。
天明の飢饉の後、困窮していた農民たちを救うため、彼らの副業として、張り子のだるまを達磨寺の和尚さんが作らせたのが始まりだそう。
最初は座禅スタイルだったのが、繭型になり、現在の丸い形へと変遷していったそうです。
(こう言っては怒られるかもしれませんが、「だるま」ってゆるキャラのはしりですよね)
所要時間のめやす
私はけっこうじっくり境内を散策したので、1時間程度かかりました。
拝観時間
9時~17時
(御祈祷受付は9時~16時)
変更となる場合がありますので、公式サイトでもご確認ください。
アクセス
群馬県高崎駅からバスで20~30分のところにあります。
バスの本数が少なかったので、行きはタクシーで行きました。
帰りはバスで高崎駅まで戻りましたが、大回りするコースだったようで、1時間近くかかりました。
帰りもタクシーがおすすめです。
おまけ
達磨寺の近くで見かけた、だるまさんの自販機。
橋の欄干にもだるまさんがいました。
見守ってくれています。
だるま好きにとってはたまらないエリアでした。
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周辺の施設情報
高崎駅からバスでアクセス可能なところをピックアップしています。
・不思議スポット 洞窟観音
shishi-report-2.hatenablog.com
・高崎白衣観音
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