仏像、ときどきワンダー観光

おもに仏像のこと。不思議スポットやふつうの観光の話もたまにします

【群馬】◆高崎白衣観音(慈眼院)- 9階までのぼれる!巨大観音の胎内

高崎白衣観音(慈眼院)

高崎白衣観音を慈眼院の本堂前から撮影した画像

高崎白衣観音

 

高崎白衣観音(慈眼院)について

・高崎白衣観音は高崎の実業家井上氏によって建立(昭和11年)
・その後、高野山から高崎に慈眼院が移転(昭和16年)

地元の実業家や篤志家が建てた巨大仏って、次第に管理が行き届かず廃墟化……というケースが結構多いと思うのですが、高崎白衣観音はお寺の管轄下に入ったこともあり、きちんと管理されています。

今や高崎の名所どころか、国の登録有形文化財にも指定された(2000年)ほど。

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拝観レポート

本堂(高崎千体観音堂)

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お堂

昭和61年建立の比較的新しいお堂。
ご本尊は聖観音で、千人から奉納された千体観音像が安置されているそうです。

白衣観音 胎内めぐり

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白衣観音 足元から見上げる

見上げると迫力がありますね。
では白衣観音の胎内に入っていきます(拝観料300円)。

白衣観音胎内は9階まであり、階段を上っていきます。
9階と聞くと「うへー」と思いますが、そんなにきつくは感じなかったです。

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白衣観音胎内 階段

各階に少しスペースがあり、仏像(カラフルな板彫りの感じ)が安置されていました(撮影可か不明だったので写真なし)。


白衣観音胎内の窓から外を眺める。

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窓からの景色


窓には逐一「窓から物品を投げないでください」と書いてありました。

投げる人いるの!?という驚きと、でも実際投げたら確かにものすごく危険なので、真剣なお願いなのだ、という実感で、複雑な気持ちになりました。

身代わり観音

9階には「身代わり観音」なる像が安置されています。

説明書きによると、2011年3月11日の東日本大震災のとき、(巨大なほうの)白衣観音自体は無事だったのに、胎内にある小さい観音のほうはお腹のあたりにヒビが入ったらしいです。

そこで「身代わりになってくれたのでは…」という話になったそう。
地上の売店には「身代わり守り」というお守りも売られていました。

なお、身代わり守り以外にも、お守り類が充実しています。
ランドセルの形をした学業守なんかもかわいらしかったです。

白衣観音胎内めぐりの所要時間は?

慈眼院の公式サイトによれば

足腰の健康な方でしたら、約15分程度で見ることが出来ます。


私は胎内の展示をわりとじっくり観ながら上りましたが、それでも20分程度だったかと思います。

胎内拝観時間

3月~10月:午前9時~午後5時
11月~2月:午前9時~午後4時半

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旅の参考情報(バスの人向け)

夏場は虫よけスプレーをしていくとよいです

車でいらっしゃる方はあまり必要ないかもしれませんが、バス利用の方、夏~初秋は虫よけスプレーと虫刺されの薬(ムヒなど)を持参されることを強くおすすめします(特に夕方)!

帰り道、バス停に向かう下り坂を歩いているとき、またバス停に立っているとき、私は蚊に刺されまくりました(二十か所くらい!)。

おかげで帰りのバスに乗っている間ずっと、ぼりぼりと脚やら腕やらを掻くはめに。
せっかくの観光の記憶に浸る余裕もなく、ひたすらかゆい。

虫さされの薬をあれほど欲したことはなかった……。

以降、旅行の持ち物リストに虫刺され薬を追加したのでした。

ちなみに愛用しているのはプチウナコーワ。
容器が小さくてかわいい。

【第2類医薬品】プチウナコーワ(プチブルー) 12mL

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洞窟観音から高崎白衣観音へ行く場合はバスの時間を事前に調べておこう!

私は、洞窟観音・山徳園・山徳記念館を観た後に白衣観音に行ったのですが。

洞窟観音→白衣観音のバス時刻を調べていなかったがために、1時間以上ロスしてしまいました。

ただ待つのも手持ち無沙汰だったので、洞窟観音から山頂の高崎白衣観音に向かって歩いたのですが、下記理由でわりと大変でした。。

・暑い(9月中旬)
・高傾斜の坂道がひたすら続く
・スズメバチに遭遇

(詳細エピソード↓)
この坂、どこまで続くのやら、とヨタヨタしながらふと顔を上げた瞬間、スズメバチがすぐそこに浮遊(1メートル先くらい)!

かなり焦りました。
思わず後ずさり、身を少し屈め、日傘で頭部をガード(スズメバチは黒いものを攻撃するので頭髪が危険と聞いたことがあります)。

あわあわしていると、スズメバチが左手の林の方に近づいていったので、そのすきに足早に立ち去りました(たまたま運よく難を逃れましたが、刺されてもおかしくなかったと思います。危険です)。

まだ付近に仲間のスズメバチがいるかもしれないと思い、(自分的には)相当な速歩きで坂を駆け上がりました。
肺活量がないために、ぜえぜえのハアハアでした。

そしてなんとか「観音山頂」というバス停に到着。

これ以上歩くのはいろんな意味で危険(熱中症&ハチ遭遇の恐れ)、と判断し、結局バスを待つことに(洞窟観音入口バス停で一時間待った場合と時間的に変わらず。むしろ坂道登って疲弊した……トホホ)。

※ちなみに。
観音山頂バス停で降りると、実はもう高崎白衣観音への参道なんですね……。
わざわざバスを待たずとも、すでにほぼ目的地に到達していたようです(バスの場合は大回りする模様)。

まあ、こういうグダグダな感じも、旅にはつきものですが。
駐車場から白衣観音を見ると、遠いんだか近いんだか、わからなかったのですよねぇ……。

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駐車場から白衣観音をのぞむ


バスが来るまで駐車場を散策して時間を潰しました。
駐車場には平和塔(忠霊塔)があります。

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平和塔

 

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駐車場からの眺め

駐車場からの景色がきれいだったのが救いです。

なお、駐車場には観光センターなる建物もありましたが(写真撮り忘れた…)空調が効いておらず、坂を上って汗だくの私には耐えられませんでした。
結局、外の待合室の方が涼しかったです。

アクセス

バスの場合
JR高崎駅西口(8番のりば)より系統番号14 片岡先回り

観音山線 系統番号14 時刻表 | 高崎市

・お土産店などをみたい場合は「観音山頂」で下車(参道10分)。
・白衣観音の近くまで行きたい場合は「白衣観音前」で下車。

 

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