新羅明神(しんらみょうじん)とは?
新羅明神は、滋賀にある三井寺(園城寺)(※)の守護神。
(※)お寺のサイトを見ると「三井寺(みいでら)」のほうが先に書かれているので、そちらに合わせました。
円珍(智証大師)というお坊さんが、中国から帰国するときの船で、船頭に出現した神と伝えられています。
仏画やお像が伝わるのが(おそらく)三井寺(園城寺)のみという特殊な垂迹神。
詳しい特徴を見ていきましょう。
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新羅明神像の特徴
あごひげの長い、老人の姿
山型の帽子をかぶっています。
目じりは下がり、額にはシワが刻まれた老人の姿。
ちょっと口を開けているので、びっくりした表情のようにも見える。
異様に細くて長い指も独特。
新羅明神像の実例
滋賀県 三井寺(園城寺)
天台寺門宗の総本山で、琵琶湖のほとりにある大きなお寺。
ただし新羅明神象は秘仏のため、拝観不可のようです。
(過去には、お寺や博物館でも特別展にお出ましになったことがあるようなので、その機会を狙うしかなさそうです)
ちなみに仏画:三井寺>名宝の紹介>絵画>新羅明神像
公式サイト>>>三井寺(園城寺)
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おわりに
(一般的な)仏像の解説本にはほとんど記載されておらず、新羅明神がいかに特殊な存在かというのがよくわかりました。
ただ、ここで勉強したおかげで、「もしも特別展あったら絶対行くぞ」と決意できました。
(新羅明神像を観られなくとも)三井寺も行ってみたい。
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参考文献
仏像の見方ハンドブック-仏像の種類と役割、見分け方、時代別の特徴がわかる (池田書店のハンドブックシリーズ)