手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)
ポイント
・かつての東大寺の鎮守社
・大仏造立のときに宇佐から八幡さまをお迎えしたのが始まり(749年、現在地に移ったのは1250年)
・神仏分離で東大寺から独立
・現在は14~16代天皇・皇后をお祀りしている
・八幡さまの使いのハトがかわいい
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参拝レポート
初めて東大寺にお参りしたとき、大仏殿の東側にある鳥居を見て、「えー、神社まであるの、広すぎ」と思ったことを思い出します。
そのときはヘトヘトで行けなかったのですが、ようやくじっくりお参りできました。
鳥居(メイン)
なかなか大きな鳥居。
両サイドには狛犬コンビ。比較的スタンダードなタイプかなと。
鳥居をくぐって直進。
階段の途中にあるお社。
詳細不明ですが、燈籠に手向山八幡宮のハトのモチーフが貼られているので、関連のお社と思われます。
階段をあがりきると宮務所が見えてきました。
楼門
回廊と一体化したような立派な門。
門をくぐった左側にお守りなどの販売所があります。
手水舎
門をくぐって正面が拝殿なので、見逃しやすいのですが、左側に手水舎。
コロナ禍の影響か、フタがしてありました。
拝殿(※)
※拝殿という名称で合っているのかわからないのですが、本殿をここから拝むので、暫定的にそのように表記しています。
拝殿横の看板。
逆側から撮影。↓おそらく写真左側が本殿。
お賽銭箱の近くに絵馬を書くスペースがありました。
八幡さまの使い、向かい鳩がかわいい。
ハトとハトの間がハートになっている!
そのわりに鳩の表情が飄々としているのもいい。
神楽所
神楽所は、神様に奉納する舞を踊ったりする場所。
なかなかシブい建物ですね。
内部はかなり暗く、よく見えないのですが、写真を撮ると補正でなんとか。
扉がもうゆがんでいますね。
この扉を(八幡宮の)境内外側から見るとこの部分に相当します。
境内外側から見てもなかなかのシブさ。
この扉の隣の空間で、舞などが行われてきたようです。
壁画は、源頼光の鬼退治の絵らしい。
たしかに、甲冑をまとった武士らしき人物と、鬼が確認できます。
写真を撮り忘れたのですが、北の間には東照宮のお社(江戸時代)がありました。
大黒殿
境内の二月堂側にあります。
この大黒殿の先が、北の鳥居となります。
北の鳥居(二月堂側)
この鳥居を出たところの向かいが法華堂、という地理になっています。
ちょっとやんちゃな感じの、狛犬の表情がかわいい。
境内その他
若宮社
境内に小さなお社が点在していて、どれがどれやら把握しきれなかったのですが、こちらは若宮社の前の狛犬。
菅公(かんこう)腰掛石
菅原道真がここに座って休んだとされる石と、歌碑。
(調べてみたら菅原道真の腰掛石は全国各地にあるようです)
向かい鳩
八幡様の使い、ハトが向かい合っている姿が特徴的でした。
恋愛成就関係でもっと有名になってもいい気がするのだが、手向山八幡宮自体がシブい存在なので難しいのかな。
東大寺にはほかにも見たいものがたくさんありますから、時間も限られていますしね。
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おわりに
最もインパクトが大きかったのは神楽所でした。
地震や台風などで破損しないか心配してしまうレベルの朽ち感ですが、もの悲しさもあるような、でもそれよりも、時の長さを感じました。
自然の中でタイムスリップしたような感覚に陥る感覚で、けっこう好きです。
周辺のお堂など
・法華堂
shishi-report-2.hatenablog.com
・四月堂
shishi-report-2.hatenablog.com