橿原神宮(かしはらじんぐう)
どんな神社?
・神武天皇(初代天皇)をまつる
・「日本建国の地」とされる(日本書紀)
・創建は意外にも明治23年(1980)
・設計は伊藤忠太
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参拝レポート
近鉄の大和西大寺駅から橿原神宮前駅ゆきに乗車。
車内から見える畝傍山に「おお、あれが!」と感嘆しつつ、橿原神宮前駅に着きました。
わりと早い時間帯とはいえ、人がほとんどおらず。すでに幻想的とも感じる雰囲気。
駅から伸びるこの道に沿って進みます。
きれいに整備されているのに、取り残されているようにも感じる不思議な感覚。
あまりに人がいないので「あれ、道合ってる?」と急に不安になり。
反対側に渡ってみたら、無事鳥居が見えました。
さて境内へ。
参拝レポート
マップ
赤線のルートで参拝しました。
第一鳥居・表参道
整然としていてなんだか圧倒されます。
とても落ち着いた雰囲気。
足元の砂利が細かく、けっこう足をとられます。歩きやすい靴をおすすめします。
第二鳥居
第二鳥居にむかってかかる橋も素敵。
鳥居をくぐって少し歩くと手水舎に到着。
南手水舎
このまま拝殿に向かってもよいのですが、手水舎の奥に深田池があるので、先にそちらを見学。
深田池
飛鳥時代に造られたと伝わる深田池。
暑かったので今回は見送りましたが、気候がよければぐるりと歩きたいところ。
長山稲荷社
橿原神宮が造営される前から深田池近くの長山にお祀りされていたそうです(現在地に移ったのは昭和8年)。
奉納された鳥居が並びます。
御祭神は
・宇迦能御魂神(うかのみたまのかみ)
・豊受気神(とようけのかみ)
・大宮能売神(おおみやのめのかみ)
さて、本殿エリアに戻ります。
南神門(みなみしんもん)
素木建の八脚門、屋根は切妻造の銅板ぶき。
拝殿エリア
南神門をくぐると斎庭(ゆにわ)の広さに驚かされます。
外拝殿に向かっていきます。
外拝殿(げはいでん)
昭和14年に建造。
反り立つ屋根がかっこいい。
吊り燈籠といえば春日大社を思い出しますが、全然違った趣。
シンプルというか、ミニマルなデザインって感じがして、これはこれでおしゃれ。
内拝殿をのぞむ
内拝殿へ行くには正式参拝の申し込みが必要なので、今回は外拝殿から見学。
美しい……。
内拝殿もまた昭和14年建造。
内拝殿前の砂利をご神職の方が整えておられました。
入ることはできませんが、廻廊もすてき。
外拝殿内にお守り授与所もあり、かわいい御守りがたくさんありました。
外拝殿をから斎苑側を見渡すと、ただただ広い。
他の建物
外拝殿に向かって右手の建物は神楽殿。御祈祷や結婚式に使われるそう。
外拝殿に向かって左側の建物は土間殿。
現在の拝殿がつくられる前の社殿。
宮大工の西岡常一氏(法隆寺の建築などでも有名)によるもの。
さて、北神門のほうへむかいます。
北神門
もとは正門でしたが、南神門ができたとき(昭和14年)に現在地に移築。
北参道
畝傍山への登山口もありました。
北鳥居
北鳥居をでて信号渡ったあたりで、学生さんが走ったり競歩の練習(部活かな?それとも近くにジェイテクトアリーナがあるので大会かなにかあったのか)をされていて、「暑いのに頑張ってるなあ」と思わず応援してしまうのでした。
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おわりに
有名な神社、しかも初代天皇を祀るということで、すごく古そうに思っていたのですが、意外にも創建は明治に入ってから。
それも関係しているのか、どこか洗練されたような雰囲気も感じました。
うまく表現するのが難しいのですが、神社っぽさよりも建物を見に行った感が強かったかも(私は建築物も好きなのでそれはそれでアリ)。
周辺の施設情報
このあとは橿原考古学研究所付属博物館へ(後日更新)。