仏像、ときどきワンダー観光

おもに仏像のこと。不思議スポットやふつうの観光の話もたまにします

【イベント】なら瑠璃絵 - 青く輝く興福寺中金堂(2024)

なら瑠璃絵(ならるりえ)

なら瑠璃絵(興福寺会場)
どんなイベント?

・奈良に関わりのある宝石「瑠璃(るり)」にちなみ
・東大寺 興福寺 春日大社が青い光で照らされる
・冬(バレンタイン前の1週間くらい)のイルミネーションイベント

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見学レポート

会場は、奈良公園一帯、東大寺、興福寺、春日大社など。
本格的に参加したことがなかったので、ひとまず駅から近い、興福寺会場に行ってみることに。

花火が上がり始めた

2月14日19時頃、興福寺境内に向かっていると、「ドン、ドォン」と花火が上がる音がしはじめました。

私は「あ、これ花火だな」とわかったのですが、道行く人々は何らかのトラブルと思ったようで「何事!?」「え、大丈夫!?」とザワザワしておられました。

急いで興福寺境内への階段を上がる。

階段を上がる

ライトアップされた中金堂、そして、東金堂の向こうに花火が上がる!

花火が上がっていた

この花火、奈良公園のお誕生日を祝う花火らしい。

花火がきれいだった

人も少なくて、花火はバッチリ見えて、「ここ、すごく穴場なのでは!?」と興奮しました。

写真をたくさん撮りましたが、私のコンデジと腕ではほとんど使い物にならず(花火は動画のほうがいいですね)。

さて、花火が終了したので、ライトアップを愛でることにします。

青く照らされた中金堂

中金堂が青い!

普段は朱が華やかな中金堂が、幻想的なブルーにライトアップ。
このブルー(瑠璃色)になぞらえて、「なら瑠璃絵」なんですね。

正面に回ってみます。

ライトアップされた中金堂(正面から)

カメラの自動補正が入って、空も明るくなってしまっていますが、暗闇の中、青い光がまぶしく感じるほどでした。

ちょっとズームしてみます。

ライトアップされた中金堂

電球のつぶが見えます。
お堂の壁や庇に反射して、建物がぼうと浮かびあがるのが素敵。

(ちなみに普段の中金堂)

ふだんの中金堂

参考:お堂内におられる仏像などは興福寺 中金堂 - 300年ぶりに再建されたお堂 四天王(慶派作)の迫力もすごい 

全然印象が違いますね。

青い光が立ち上ってゆくさま、幻想的でとてもきれいでした。

青い光が美しかった(柵の合間から撮影)

(南円堂)

南円堂は通常モードでしたが、月が出てきれいだったので撮影。

南円堂

(しかし、10年以上前の一般向けコンデジだと夜景は厳しいなー。リコーのGRほしい)

南円堂って、とてもバランスのとれたフォルムだなあ、といつ見ても思います。

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おわりに

奈良市街地は盆地なので底冷えがひどく、例年2月のイベントは凍りそうな寒さとの闘い(たとえば>>>興福寺 追儺会(ついなえ)- 節分に暴れる鬼vs毘沙門天→からの福まく大黒天なのですが、今年は暖かく、純粋に花火やイルミネーションを楽しめました。

どんなに美しいものでも、寒すぎるとちょっと集中できないので、気温って大事なんだなあ、と改めて実感(→エアコンってありがたい存在なんだなぁ、と。もはやイベント自体と無関係の感想ですが)。

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