(更新日2021/10/07)
頭塔(ずとう)って?
頭塔は、仏塔(仏さまの骨を納める塔)にあたるもの。
ざっくり言ってしまえば五重塔の親戚みたいなものでしょうか。
お坊さんの頭を埋めたお墓、という伝説もあるそうですが、本来の「土塔(どとう)」がなまって「(頭塔)ずとう」になったのではないかということです。
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見学するには?
① 前日までに管理人さんに電話予約
以前はホテルウェルネス飛鳥路さんのフロントで受付だったのですが、閉館となりました。
現在は見学前日までに現地管理人さんに電話で予約となっています。
管理人さんの電話番号などの詳細は奈良市ホームページでご確認ください。
>>>史跡頭塔/奈良県公式ホームページ
② 春と秋の特別公開
特別公開の際は予約なしで見学できます。
直接現地に行けばOKです。
※ 2021年秋の特別公開につきましては現時点(10月初旬)で不明です。
特別公開が実施される場合は、奈良市の観光サイトなどに記載されますので、そちらをご確認ください。
特別公開関係はこのサイトがおすすめです>>>祈りの回廊 [奈良県 秘宝・秘仏特別開帳]
③ 遠くから見る
現在、ホテルが取り壊されたため、道路側から外観が見えるようです。
頭塔の様子
※2017年に見学したときのレポートです。
現在の状況とは異なる可能性がございます。
見学料を支払ったらホテルウェルネス飛鳥路さんの駐車場(※)へまわります。
するともう現れる!
住宅街を歩いて、フロントに寄って、駐車場……という想定内の景色から、一気に不思議な世界へと変わります。
右側に頭塔への入口があり、見学デッキ、見学小広場につながっています。
見学小広場には説明パネルやベンチもありますので、少し休憩するのにもいいかもしれません(屋根もあります)。
私は興奮してしまって、休憩どころではありませんでしたが。
北側にある見学小広場から頭塔を見上げます。
ななな、なんですかこれは。
頭塔を囲むように見学デッキが設置されていますので、東西南北、すべての方向から見学することができます。
庇の下には石仏が配置されています。
南側に回ってみると、景色は一変。
森のごとく木々が生い茂っています。
案内板もあるので、本来はこちらが正面なのでしょうね。
どうして南側だけ木々が生えている状態かといいますと、北半分を復元、南半分を現状保存しているから。
復元前は以下のような感じで、北東側にも木々が生えていました。
半分だけ復元って、なんかいいな、と思いました。
全部復元したほうが見栄えは良くなるのかもしれませんが、古いものをそのまま見たいという気持ちもある。
両方見ることができて得した気分です。
さて、東側に回ります。
復元していない箇所は、(たぶん)崩れないように木の囲いがしてあります。
復元とはいえ、この石積みの感じ、素敵です。
あまりに美しいし、他に誰もいないし、居心地がよすぎる。
頭塔の周りをぐるぐるぐる何周もしてしまいました。
私は一時間弱滞在しましたが、さらっと観るなら十分程度でも充分だと思います。
奈良の観光スポットはけっこう観たよ、という方、頭塔もおすすめです。
とはいえ、あまり有名になりすぎないでほしい気持ちもあったりして。
アクセス
東大寺から南に約950メートル、新薬師寺からは西北西約700メートルのところに位置しています。
徒歩の場合
近鉄奈良駅から歩いて25分くらいです。
ならまちの街並みを見ながらだとあっという間なので、天候がよければ歩きもおすすめ。
バス
歩くのがしんどい方はバスで破石町(わりいしちょう)まで行けば、下車してすぐです。
周辺の施設情報
元興寺や新薬師寺が比較的近いです。
shishi-report-2.hatenablog.com
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