薬師寺 万燈供養会(まんとうくようえ)
どんな行事?
・薬師寺の玄奘三蔵(※)伽藍が灯籠に照らされる
・燈明を仏さまに捧げて祈願
・薬師寺の万燈会は『今昔物語』にも記録
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見学レポート
万燈供養会は、玄奘三蔵(インドから中国にお経を持ち帰り、訳したお坊さん)会大祭の日(2024年は5/5でした)とその前日も開催。
前日のほうに行きました(混んでなさそうという目論見)。
近鉄の西ノ京駅を降りて、なんとなく道なりに歩くと、この日は冠木門が開いていました。
「ここで合ってるのかな?」とおそるおそる門を入って進んでみると、おお、灯っている。
万燈供養会の様子
整然と並ぶ燈籠がきれい。
おや、何やら撮影をしている?
映画?と思ったら、人形作家・舞踏家のホリヒロシさんの奉納の舞(翌日の玄奘三蔵大祭にて奉納)のリハーサルのようでした。
リハーサルが落ち着いたところで、参道から玄奘塔のほうへ。
門の内側には入れませんでしたが、玄奘三蔵訳経像(玄奘さんがお経を訳している姿のお像、平成3年安置、仏師大川逞一氏による)も拝むことができました。
振り返れば東塔も見える。
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おわりに
18時半ごろ開始ですが、18時半だとまだ少し明るいので、19時過ぎがおすすめです(20時まで)。
大祭の前日ということもあってか、混雑もなく、気温も抜群で、快適に楽しめました。
燈籠が置かれるのは玄奘伽藍のみなので、奈良の代表的イベント「燈花会」に比べる(いや、比べるものでもないのだが)と小規模ですが、落ち着いた雰囲気で、癒されます。
学生とおぼしき若いスタッフさんが「写真お撮りします~」と声をかけてくださっていて、お言葉に甘えて撮ってもらったのもいい思い出(中年になるとなかなか自分の写真を撮る機会がないのでありがたい)。
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