法隆寺 金堂
法隆寺の金堂の拝観レポートです。
主に仏像について記しています。
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金堂 配尊図
記憶を頼りに、お堂内の配尊図を描いてみました。
(地蔵菩薩ともう一体吉祥天がいらしたかもしれません。記憶が曖昧になってしまっているので、目安としてお考えください)
釈迦三尊像
ご本尊は、ガイドブックなどでもおなじみの、金銅釈迦三尊像。
日本初の本格仏師、鞍作止利(くらつくりのとり)の代表作。
飛鳥時代の記念碑的作例とも言われ、とても有名な仏像です(国宝)。
仏像の本を読むと必ず記載がありますし、仏像観賞においては「基本」となる位置づけでしょうか。
パンフレットに記載の写真は斜めからのアングルなので、正面からのイメージを描いてみましたが……なんか違うものになってしまいました(汗)
あくまでイメージ、ということで。
Amazonリンクを探してみたら、本の表紙に写真がありました。
中央が釈迦如来(仏教の開祖、お釈迦様がモデル)で、両脇に薬王・薬上菩薩(現代風に言えば、薬剤師さん兄弟)が配置されています。
聖徳太子の病気回復を願って作り始め、亡くなった翌年に完成したそうです。
釈迦如来ではありますが、聖徳太子(をイメージした)像でもあるらしい。
お顔のアップはこちら(Amazonリンクより)。
大陸的なお顔ですね。
金堂内 その他の仏像
配尊図でも示したように、金堂内にはほかにもたくさんの仏像が。
薬師如来(国宝・飛鳥時代)
聖徳太子の父の用明天皇の病気が治るように、と作られた仏像。
完成したのは607年(用明天皇はすでに崩御)。
釈迦三尊像と似た雰囲気です
創建当時の法隆寺はこの薬師如来をご本尊としていたようです。
阿弥陀三尊(鎌倉時代、慶派仏師による再興)
聖徳太子の母の穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇后のために造られたそうです。
元のお像は盗難に遭ったため、現在拝観できるのは鎌倉時代に慶派仏師の康勝(運慶の四男)が造ったもの(それはそれですごい)。
四天王(国宝・飛鳥時代)
現存する日本最古の四天王。
クスノキを彫って作られた仏像です。
四天王といったら甲冑を着た武将スタイルが思い浮かびますが、こちらの四天王は少々貴族っぽい雰囲気をまとっています。
(関連記事にも少し書いています)
奈良国立博物館での特別展「聖徳太子と法隆寺」(会期終了)
shishi-report-2.hatenablog.com
法隆寺 ほかのみどころは?
大宝蔵院(だいほうぞういん)の夢違観音(ゆめたがいかんのん)と百済観音(くだらかんのん)がおすすめ。
shishi-report-2.hatenablog.com
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