仏像、ときどきワンダー観光

おもに仏像のこと。不思議スポットやふつうの観光の話もたまにします

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【奈良】法隆寺 大宝蔵院 - 悪夢を良夢に変えてくれる夢違観音と、1300年以上流浪した百済観音

法隆寺 大宝蔵院(だいほうぞういん)

法隆寺の境内マップの一部

法隆寺 境内マップ (パンフレットを撮影したもの)

一旦西院伽藍を出て、鏡池の前を通り、北へ。
上の写真の赤丸で囲ったところが大宝蔵院です。

平成に落成した、新しい伽藍。
宝蔵には、法隆寺に伝わる宝物がたくさん展示されています。

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拝観レポート

受付にて参拝券を提示して内部へ。

4月中旬、お堂はひんやりしていて少し冷えたので、大宝蔵院の適温が心地よく、ホッとしました。

特に記憶に残った夢違観音像と百済観音像を紹介します。

夢違観音(ゆめたがいかんのん)立像

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夢違観音 (パンフレットを撮影したもの)

 

夢違観音という変わったお名前ではありますが、観音さまの分類でいえば「聖観音(しょうかんのん:観音さまの基本形)」に該当します。

悪い夢を見たときに、良い夢に変えてくれる観音様だそうです。悪夢を見た方はぜひ夢違観音さまにお願いしてみてください。

(参考)

法隆寺の大宝蔵殿に安置されている観音菩薩立像。国宝。銅製鍍金で像高 87.3cm。頭部の三面宝冠と台座は別鋳で本体は一鋳になり,内部は空洞。像名の「夢違」は,江戸時代に書かれた『古今一陽集』に,「悪い夢を見たとき,この観音像に祈るとよい夢に変えてくれる」とあることに由来し,一般に親しまれている。白鳳時代代表作の一つ。なお台座は江戸時代の後補。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目辞典の解説より引用

 

百済観音(くだらかんのん)立像

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百済観音像 パンフレットを撮影したもの

八頭身、すごくほっそりとされていて、日本では珍しい雰囲気のお像。

百済観音もまた、分類でいえば「聖観音(しょうかんのん)」に該当します。

こちらの百済観音、これまでの歴史を知ると、より「グッとくる」と思います。

展示パネルに記載されていた説明によると、この百済観音像はいろんなところを転々としていて、定住する場所がなかったのだそう。

平成10年に法隆寺百済観音堂ができて、やっと安住の地を得られたのだとか。
飛鳥時代の仏像ですから、1300年以上の間、流浪していたわけですね。

そのエピソードに納得してしまうほどの穏やかな表情でした。
「いいよいいよ、あなた先にどうぞ」
と譲ってばかりで、ついつい自分のことは後回しにしてしまいそうな印象。

流浪しつつも、ここまで無事でよかったなあ、と思いますね。

 

奈良の寺〈5〉夢殿観音と百済観音―法隆寺

奈良の寺〈5〉夢殿観音と百済観音―法隆寺

 

 

法隆寺 ほかのみどころは?

開扉期間は限られていますが、夢殿の救世観音もぜひ。 
聖徳太子等身の秘仏です。

shishi-report-2.hatenablog.com

 

法隆寺の情報まとめ

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