仏像、ときどきワンダー観光

おもに仏像のこと。不思議スポットやふつうの観光の話もたまにします

【長野】旧開智学校 - 洋風とも和風ともいえぬ「擬洋風建築」

旧開智学校(きゅうかいちがっこう)

f:id:shishi-report:20180815135147j:plain

旧開智学校

どんなところ?

・昭和38年まで約90年使用された校舎
・現在の建物は明治9年に完成
・地元の大工さんが設計、施工
令和元年、国宝に認定

広告- - - - - - - - - -

 



見学レポート

f:id:shishi-report:20180815134938j:plain

旧開智学校 正面

従来の木造建築に西洋建築要素を取り入れた「擬洋風建築」

全体の印象として洋風なのですが、正面の屋根などは日本家屋風で、なんだかちょっと混乱してきます。

f:id:shishi-report:20180815135022j:plain

旧開智学校 正面


雨が降っていたこともあり、外気温は高くなかったのですが、校舎内は相当蒸し暑かったです(8月)。
見学は真夏よりも春・秋がよさそう。

ひたすら床がギシギシ鳴るあたり、建物の古さを感じます。
蒸し暑さに耐え兼ねて、また、台風の懸念もあって、サクサク観ていきました。

f:id:shishi-report:20180815135311j:plain

教室

開校当初の校舎は、全久院というお寺の建物を利用していたそうです。
のちに校舎(現「旧開智学校」)が建てられるわけですが、全久院の柱が回り階段の通し柱に使用されています。

f:id:shishi-report:20180815135713j:plain

階段

f:id:shishi-report:20180815135833j:plain

f:id:shishi-report:20180815135923j:plain

展示室

f:id:shishi-report:20180815140027j:plain

廊下

f:id:shishi-report:20180815140325j:plain

階段

こちらの階段を上がって二階へ。

f:id:shishi-report:20180815140440j:plain

展示室

教室などは和風というか、「ああ、小学校ってこの感じよね」感があるのですが、ピンポイントで洋風が主張してくるので、ちょっと混乱してくるような。

これぞ擬洋風建築の魅力ですね。

f:id:shishi-report:20180815140532j:plain

ステンドグラス

ステンドグラスがきれい。
照明もおしゃれでした。

広告- - - - - - - - - -

 



見学にかかる時間

私は20分程度でした。
(展示をじっくり観るならもう少しかかるかもしれません)

営業時間・料金

※耐震工事中のため休館中です(令和6年ころの再開を目指しているそうです)。
公式サイト>>>旧開智学校


午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)
※3月~11月の第3月曜、2月~12月の月曜、年末年始は休館

料金 大人400円

アクセス

・バスの場合
松本駅よりタウンスニーカー(北コース)に乗車
「旧開智学校」停留所で下車すぐ(徒歩1分)

・徒歩の場合
松本駅より25分程度

 

見に行ける 西洋建築歴史さんぽ

見に行ける 西洋建築歴史さんぽ

  • 作者:玉手 義朗
  • 発売日: 2017/04/04
  • メディア: 単行本