朝護孫子寺 本堂
ポイント
・ご本尊は毘沙門天
・本堂地下でお戒壇めぐりもできる
・ご祈祷(大般若祈祷)の迫力がすごい
・景色がとにかくきれい
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拝観レポート
鳥居をくぐった先に見える本堂。
階段を上がっていきます。
ちなみに階段を上がったところはお堂正面ではなくて、側面です。
お堂の壁に毘沙門天の説明などが掲げられていました。
寅を従えているのがいかにも強そう。
お堂の角を曲がって、正面に到着しました。
「毘沙門天」と掲げられた額に描かれているのはムカデ。
ムカデもまた、毘沙門天の使いなのだそう。
眺めがよすぎる
本堂の前のエリア(舞台)からの眺めがきれいすぎて衝撃的でした。
手すりの朱色と紅葉の色合いがバッチリ。
眺望を楽しんだので、お堂内へ。
本堂内へ
お戒壇めぐり
本堂に向かって右手の戸からお堂内へ(普段は開いているようですが、この日は強風で閉まっていたので、自分で開けてお邪魔しました)。
入ってすぐの受付にて、お戒壇巡りを申込み(200円)。
ちなみにお戒壇巡りは、本堂地下の真っ暗な回廊を通って、ご本尊にまつわるアイテムなどに触れ、結縁する場所。
私は以前、善光寺でお戒壇巡りを体験していて(詳細>>>善光寺 本堂内々陣 - 漆黒の暗闇で「極楽の錠前」を探り当てるお戒壇めぐり )だいたいどんなものかは理解していたので、今回は余裕だったのですが、漆黒の空間を行くので、初めてだと(いい意味で)かなり戸惑うイベントです。
でも、朝護孫子寺では受付時にお回廊の案内図を見せてくれて、「このへんでこんな感じです」と説明してくださったのである程度心構えができ、初心者にもやさしい仕組みになっていました。
朝護孫子寺のお戒壇巡りでは、毘沙門天さまのもつ如意宝珠を納める錠前に触れることができます。
さて、いざ、回廊へ突入。
真っ暗で何も見えないのですが、実体験があるというのはすごいもので、二回目ともなると余裕ですいすいと歩けました。
ほぼ普通のスピードでスタスタと歩いてしまったため、前の人にぶつかってしまい、かなり怖がらせてしまいました。
一応、体当たりしないように、手を前方に出しながら進んでいて、その手で背中に触れた感じでしたが……まあ、突然触れられたほうはビビりますよね。
「すみません、後続の者です(=怪しい者ではありません)」と名乗っておきました(汗)。
善光寺で体験したときは、ものすごく身体の感覚が研ぎ澄まされた感じになり、錠前に触れた瞬間や、その前後のことなどもとてもよく覚えているのですが、今回は「うんうん、これね♪」という感じであっさりでした。
ほんと、人間の慣れってすごいなあ、と。
新鮮味を失う面もあるのですが、この慣れの力があるからこそ生きていけるんだよなあ、と。
年齢を重ねると、この「体験」が増えるので、生きやすくなる面はありますね。若いときのようなドキドキ感は減るけれども。
ご祈祷の迫力がすごい
お戒壇内にいるときに、ちょうどご祈祷が開始。
そのままお堂内で見学してよいかわからなかった(申し込んだ方のための御祈祷なので)ので、一応本堂の外に出て、窓越しになんとなく見学させてもらいました。
大般若祈祷という、「大般若般若波羅蜜多経」というお経を盛大に読み上げて暗踊するもの。
「盛大に読み上げる」は「なるほど、非常にうまい表現」と思うのですが、がなる・うなるみたいな感じで、かなり迫力がありました。
「お坊さん、喉痛めないのかしら」と心配になるほど(余計なお世話ですね。修行重ねてこられた方々なのですから)。
本堂を堪能したので、戻ります。
ご本尊はいつ拝観できる?
今回はご本尊のお姿は拝めませんでしたが、お正月期間は開扉されるみたいです。
2024年は1/1~1/8の9時~16時(ご祈祷中は除く)に御開帳。
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