紀三井寺(きみいでら)
どんなお寺?
・770年に開基
・紀州にある三つの井戸があるので「紀三井寺」
・ご本尊は十一面観音(西国三十三所巡り第2番)
- 紀三井寺(きみいでら)
- 駅~お寺までの道のり
- 拝観レポート
- 本堂
- 開山堂・多宝塔・三社権現
- 景色がすばらしい
- 大師堂・大樟龍王社・鐘楼・六角堂
- 幸福観音
- 仏殿 - 大千手十一面観音像
- 帰りは石段を使ってみた
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駅~お寺までの道のり
※グーグルマップで調べた結果、駐車場側から入ってしまいました。
楼門から入るには「紀三井寺楼門」で検索されることをおすすめします。
JR和歌山駅から紀勢本線に乗り2駅、紀三井寺駅で下車。西口に出ました。
しばらく道なりに歩くと、紀三井寺の北門料金所に到着。
徒歩でもここから入ってOKとのことでしたので、そのまま上がっていくことに。
ちなみに、2023年6月時点、徒歩での参拝は無料(!)とのことでした(※期間限定)。
拝観レポート
北門から入りました
車道とは別にゆるめの階段がありました。
ジグザグにのぼっていく。
足場が不安定なところもあるので慎重に。
山上駐車場に出ました。
観光サイトなどの口コミを見ると「紀三井寺の階段やばい」とあって覚悟していたのですが、北門からだと「あれ?こんなもん? 想像より随分楽だったな」と感じました(階段の段差が緩かったからか……あるいは私が寺に行き過ぎて坂や階段に慣れているのか)。
さて、駐車場から境内のほうへ向かいます。
駐車場からエレベーターを使う事もできます(下の写真の右手らへんにあります)が、このまま階段で進むことに。
写真の中央奥に映っているのは「善壽院(ぜんとしいん)」。
紀三井寺の関連のお寺(末寺?)のようです。
善壽院のところを曲がって、本堂のほうへ。
手前の建物は松下講堂で、奥が本堂。
とりあえず本堂に向かいます。
本堂
立派なお堂。
ご本尊は十一面観音さま(秘仏)。50年に一度の開扉(前回は2020年)のため、次は2070年(……もう私は生きてないなたぶん)。
「荒仏」といわれ、耐えられる試練を与えて心を磨くことを教えてくださるのだそう。
私もおみくじを引いたら超久々に「凶」が出まして、「な、なるほどやはり」となりましたた。
秘仏以外にほかのお像も安置されているようなのですが、私が行ったときはお堂内に上がれる感じではなかったので、外から手を合わせました。
びんずるさんもいらしゃった!
片膝を立てて香炉を支える鬼がかわいい。小さな前掛けにキュンとなります。
柱から飛び出す獅子もいい。
本堂地下
本堂の地下に入ることができます。
お寺におさめられたしゃもじが、ほの暗い通路の壁一面に張り巡らされていて、実に独特な雰囲気。
西国三十三所巡りにおける、各観音様の仏画もあるので、数分でプチ三十三所巡りをした気分にもなれます。
入口が目立たないので見逃しやすいですが、ぜひ入ってみていただきたい。
個人的にはかなりおすすめの空間でした。
開山堂・多宝塔・三社権現
本堂に向かって右手に階段があり、上ると開山堂&多宝塔でした。
多宝塔の先には三社壇現。
三社権現前には連なる鳥居。
ここを下りて本堂前のエリアに戻ってきました。
景色がすばらしい
少々曇り空でしたが、海が見えてすごく気持ちが良かった!
ちなみにこの右手に目をやると駐車場からのエレベーターがあります。
景観に配慮したデザインになっています。
大師堂・大樟龍王社・鐘楼・六角堂
後白河上皇がお植えになった木の継木という樟樹は樹齢400年。
幸福観音
思わず手を合わせずにはおれなかったこちらの観音さま。
敗戦後、国や軍に見捨てられ日本に帰ってこれず、異国の地で襲われたり病魔に苦しみながら命を閉じた人々の冥福を祈って造られたそう。
胸がいたむ……ひどい時代もあったよな、と思うけれど、今現在だって世界を見渡せばありますものね……。
健康と平和の偉大さをかみしめます。
仏殿 - 大千手十一面観音像
仏殿内には、金ぴかの十一面観音さまがいらっしゃいます。
フラッシュはNGですが、撮影自体はOKのようでした。
2008年造立のあたらしいお像。
大きくてぴかぴか。木造の立像では日本最大だそうです。
100円(だったかな)で2階にあがることもできたのですが、小銭を切らせていたので諦めました。
仏殿周辺からの眺めもすばらしい。
帰りは石段を使ってみた
行きは北門から入りましたので、帰りは紀三井寺名物(?)の階段を下りつつ散策してみました。
楼門~石段の様子>>>紀三井寺の石段 - 厄除けの祈願・お守り・絵馬などが非常に充実
shishi-report-2.hatenablog.com
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