朝護孫子寺 開山堂で八十八カ所めぐり
朝護孫子寺の開山堂にて、八十八カ所めぐりを体験しました。
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体験レポート
納経所横の鳥居をくぐった直後、左側に「弘法大師」ののぼり。
本堂に行く前にサクッとお参りしておくことに(サクッとのつもりがじっくりになることをこの時は知らず)。
お寺の創建や発展に関わった方々(聖徳太子、弘法大師、歓算上人、命蓮上人)がお祀りされているらしい。
わりとすぐそこかと思いきや……けっこう階段がつづく。
境内を見渡すと、多宝塔や鐘堂が見えました。
紅葉もきれい。
やっと開山堂に到着。
八十八カ所めぐり
お堂に到着したとき、ちょうど八十八カ所めぐりのお作法の説明を開催中。
スタッフのおばちゃん(※1)が「おねえちゃん(※2)もおいで!」と招き入れてくださったので、詳しく聞いていくことに。
(※1:丁寧な呼称にするように心がけているのですが、親しみを込めて「おばちゃん」と呼びたくなるような、元気の良い方でしたので、今回はそのまま表記。
※2:私も年齢的に立派なおばさんであるが、失礼がないように「おねえちゃん」である。
お堂に入ってすぐに驚いたのが、須弥壇のお像群。
大樹のような柱に、聖徳太子、弘法大師、命蓮上人、歓算上人に加え、四国八十八カ所のご本尊たちがおまつりされていました。
あまりにたくさんいらっしゃるので「うおお」と声を上げてしまいそうになるほど。
(といいつつ、遅れて入ったため、お像を眺めている余裕はなく、おばちゃんの説明を一生懸命聞く)
お堂で八十八カ所めぐり
まずは須弥壇に向かってご挨拶。
八十八カ所にお納めするお札と両替済みの5円玉90枚セットがあるとのことでしたので、そちらを購入しました。
お堂をぐるりと囲むように、足元に八十八カ所のお寺の石板が敷かれています。
その上を一箇所一箇所ご挨拶(「南無大師遍照金剛」と唱えながら)しながら踏んでいきました(いわゆる「お砂踏み」)。
その後、八十八カ所の容器にお札を入れて一周。
続いてお賽銭を入れて一周、という感じで。
(※私はあまり時間がなかったので簡易バージョンでやらせてもらいました)
終盤、なぜかお札が2枚足りない……(お賽銭は足りた)。
丁寧に一枚ずつ納めていったはずなのに、人間ってミスする生き物なんですね……(いや私だけか?)。
外で用事をしていたおばちゃんに「ちゃんとできた?」と問われ、正直に「お札が2枚足りませんでした……」と伝えたら、追加で2枚下さいました(泣)
でも、「大体の人はちゃんと足りるよ」とのこと(汗)
本場の八十八カ所巡りも何度も行かれているそうで、写真なども見せてくださいました。
厄除けローソク
須弥壇の前には白と黄色のローソク。
水にそっと浮かべてから火をつけます。
白:息災(除災招福、当病平癒、交通安全等)
黄色:増益(開運招福、学業成就、商売繁盛等)
白+黄色:開運厄除け
桜井識子さんの本にこのローソクのことが書かれているそうなんですが、おばちゃんトークによると、桜井さんがお越しになった日はたまたまおばちゃん不在でパート?のおじちゃんだったらしく、一部誤って伝わってしまっているんだとかで、ちょっと悔しそうでした(だからここに一応書いておくことに。私は桜井さんの本を読んだことはないのでわからないのですが、すでに修正済みとかでしたらすみません)。
命蓮上人のお墓
お堂の裏手に命蓮上人のお墓。
室町時代に整備されたようです。
隣に簡素なお墓もあって、そちらは命蓮上人のお母さんのお墓とのこと。
簡単にですが、ご挨拶をしてきました。
もと来た道を戻ってもいいのですが、「せっかく階段を上がってきたんだから裏から本堂のほうへ行きな」と教えてもらった道を下る。
おわりに
開山堂はサクッとお参りして、すぐに本堂に行くつもりだったので、思いのほか時間がかかってしまいましたが、八十八カ所めぐり、いい体験になりました。
お砂ふみに熱中してしまって、細部まではよく拝見できませんでしたが、仏像群もすごかったです。
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