御霊神社(ごりょうじんじゃ)
御料神社の特徴
・ならまちにある神社
・800年に創祀
・無実の罪で亡くなった方々をお祀りしている(御霊信仰)
見どころ
・江戸時代からの願掛け「足止め狛犬」
・えんむすび&出世の神様としても
・書道を習っている人にもおすすめ(書の達人「橘逸勢(たちばなのはなやり)」もまつられている)
・各月限定の手彫りはんこの御朱印が素敵
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参拝レポート
元興寺をさらに南側に進んだところにある御霊神社。
奈良時代はこのあたりに元興寺の南大門があったのだとか。
足止め狛犬
鳥居の両横に、早速狛犬の姿が見えます。
四角いフォルムのお顔が愛らしい。
前足になにやら赤い紐をつけています。
これは、江戸時代からある願掛け。
「家出人や悪所通いの人の足が止まるように」と願いをこめて狛犬の足にひもを結んだのだそうです。
ならまちでは「こどもが神隠しに遭わないように」という意味もあったとか。
現代では
「恋人とこれからも一緒にいられますように」
「客足が遠のきませんように」
という願いになってきているそう。なるほど。
さて、鳥居をくぐって境内に入ります。
祓戸社
まずは、入ってすぐ右手にある祓戸社にお参りし、心身を清めましょう。
拝殿
拝殿越しに参拝。
拝殿奥の御本殿には八の神様(主に昔の皇族の方々)がまつられています。
そのうちのお一方が書の達人として有名な「橘逸勢(たちばなのはなやり)」。
「弘法も筆のあやまり」でおなじみ空海と並ぶ「三筆」のおひとり。
書道を習っている方はお参りするとよいかも。
末社
出世稲荷神社(えんむすび&開運出世)
秀吉が信仰したという神様。
昭和27年に京都の出世稲荷社から分霊してこちらにいらっしゃったそうです。
開運出世・縁結び・五穀豊穣・商売繁盛・諸芸上達・夫婦円満・交通安全・武運長久・病気平癒、とご利益多々。
若宮社(天神・学業成就)
御本殿の東側にある若宮社(よく見ないと見逃してしまうかも)。
菅原道真公がまつられています。
道真もまた、無実の罪に問われて亡くなった方。
小さな狛犬たちが元気をくれます。
耳や口、鼻の穴が赤く、目はゴールドカラー。
狛犬にしてはちょっと派手かもしれませんが、これはこれで華やか。
水蛭子社(海上安全)
若宮社の手前にある水蛭子社。
イザナギノミコトとイザナミノミコトの間に生まれた最初の神さま。
海上安全・豊漁などのご利益。
御朱印が素敵
通常版の御朱印もありますが、季節限定や月限定で頒布される手彫りはんこの御朱印がとても素敵。
足止め狛犬の御朱印もあります。
公式サイト>>>御朱印 | 御霊神社
なお、鎮宅霊符神社の御朱印も御霊神社にていただけます。
恋みくじも充実しています。
丁寧さを感じて気持ちの良い神社
無実の罪に問われて亡くなった方々を丁寧にお祀りする、という御霊神社。
その丁寧さが各所に表れている神社だなと感じました。
境内も清浄に保たれていますし、手彫りのはんこ御朱印も心遣いを感じます。
大きい神社ではないですが、人気があるのも納得でした。
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時間
・午前8時~午後4時30分
(御朱印などは午前10~12時、午後1時~4時)
アクセス
近鉄奈良駅から徒歩15分程度。
商店街→猿沢池→さらに南下(元興寺の南側)というイメージです。
景色やまちなみがきれいですし、徒歩がおすすめです。
周辺の施設情報
・元興寺
shishi-report-2.hatenablog.com
・十輪院
shishi-report-2.hatenablog.com
・鎮宅霊符神社
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