浅草寺
浅草寺といえば、東京の超定番観光地。
東京やその近郊の出身・在住だと、いつでも行けると思ってしまうせいか、意外と行く機会がなかったりします。
先日、部屋を整理していたら、かなり昔に浅草寺で購入した(or どなたかにいただいた)と思われる、お守りが出てきたので、返納を兼ねて、改めて浅草寺を訪ねることにしました。
仏像・彫刻メインで紹介していきます。
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境内レポート
雷門 風神・雷神像
浅草寺といえば「雷門」的アイコンですかね。
雷門付近は観光客の方であまりにもごった返していたので、写真を撮り忘れました(しまった……)。
仏像が好きな方は、雷門の左右におられる「風神・雷神像」をお見逃しなく!
あと、雷門の北の間(風神・雷神像の裏側、帰りに見るほう※)には、「天龍・金龍像」がいらっしゃいます。
昭和53年松下グループ寄進の、比較的新しい仏像です。
(※ どのお寺でも、門の北の間の仏像って、見逃しやすいですよね。けっこうすごい仏像がいたりするので、要チェックです)
宝蔵門(ほうぞうもん) - 仁王像
雷門をくぐり、仲見世通りを過ぎると、見えてくるのが宝蔵門。
宝蔵門にはおなじみ仁王さま。
(ピントが手前の網に合ってしまって見づらいですが…)
どちらも昭和39年作。
阿形のほうは仏師 錦戸新観氏、吽形は仏師 村岡久作氏が手掛けたそうです。
昭和39年作とのことで、まだ着色がきれいに残っていますね。
なかなか混雑しているエリアなので、じっくり観るのは困難かも。
本堂
宝蔵門をくぐると、本堂が見えます。
ご本尊は聖観音(しょうかんのん)。
本堂内陣に御宮殿(ごくうでん)があり、その内部の厨子に安置されている秘仏。
お姿を直接見ることはできませんが、近くから手を合わせました。
お水舎 高村光雲の龍神像
本堂手前にある、お水舎(おみずや)には、高村光雲作の龍神(沙羯羅龍王)像が立っておられます。
仏法を守護する龍王のお一人。
キリっとした表情、堂々たる佇まい、かっこいいですね。
二天門の増長天と持国天
二天門は境内東側にあります。
2007年~2009年に大修復され、建立当時(1629)の姿を取り戻したとのこと。
こちらは宝蔵門に比べると人通りが少な目なので、わりとじっくり観ることができます。
お顔のアップを。
これまたピントが手前の網に合ってしまいました(さすがにカメラの自動モードに頼り過ぎですね…反省)。
厳しい表情をされていますが、瞳が大きくて、どこかかわいらしさの残る表情です。
江戸時代前期の作とあって、着色は褪せていますが、この退色具合も味があるというか。
時間の流れを感じられます。
影向堂(ようごうどう)
影向堂は境内の北西、本堂に向かって左手にあります。
影向(ようごう)とは、「神仏が姿かたちとなって現れること」だそうです。
内部は撮影禁止なので、写真はありませんが、内陣の須弥壇中央に聖観世音菩薩、その左右に千手観音(子年)、虚空蔵菩薩(丑寅歳)、文殊菩薩(卯年)、普賢菩薩(辰巳年)、大日如来(午年)、不動明王(未申年)、阿弥陀如来(戌年)が祀られています。
立ち入れるスペースから各仏像までは少し距離があるため、私の視力だと詳細まで拝見するのは困難でした。
かといって、お堂内の仏様ですので、博物館の彫刻のように、オペラグラスを持ち出すわけにもいかず……遠くから手を合わせるのみ、としました。
なお、こちらのお堂、かなり混雑していました。
お堂内にご朱印の受付があり、その申込の方々がゾロゾロと並んでおられるので、あまり落ち着いて仏像を拝見できる感じではないかも。
これ以外にも、影向堂境域には、六角堂、一言不動、阿弥陀如来、宝篋印塔などがあり、じっくり見ていると結構おもしろいです。
浅草神社もある
shishi-report-2.hatenablog.com
こちらは本尊示現会の日(3/18)の様子↓
shishi-report-2.hatenablog.com
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浅草寺 所要時間のめやす
私は1時間くらいかけて、仏像メインにまわりました。
本堂中心にサラッとお参り・軽く境内散策する程度なら30分程度あれば大丈夫かなと思います。
ただし、仲見世などでお買い物をしたい場合は余裕を持って。
雷門や仲見世のあたりは混んでいると思いますので、混雑を避けたい場合は、東側の二天門や、西側から入るとスムーズかと思います。
アクセス
東武スカイツリーライン:浅草駅より徒歩5分
東京メトロ銀座線:浅草駅より徒歩5分
つくばエクスプレス:浅草駅より徒歩5分
都営地下鉄浅草線:浅草駅A4出口より徒歩5分