毛越寺(もうつうじ)ってどんなお寺?
毛越寺の特徴
・創建は850年(慈覚大師)
・奥州藤原氏によってたくさんのお堂や浄土庭園が造営(平安時代)
・当時は中尊寺をしのぐ規模だった
毛越寺の見どころ
・修復整備された平安時代の浄土庭園
・常行堂の宝冠阿弥陀如来
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拝観レポート
境内マップ
境内北側に昔の伽藍の跡があり、その手前に大泉ヶ池を中心とする浄土庭園が配されています。
ちなみに、昔の伽藍はこんな感じだったらしいです(木々が影になってしまい見づらいですが、立派なお堂がたくさんあったことが確認できます)。
本堂 薬師如来
入口(拝観券発行所)を入って直進すると本堂。境内の南西にあります。
現在の本堂は平成元年に再建されたお堂です。
本堂特別公開時(10月のみ)は、お堂の中に入ることができます。
御本尊は薬師如来(平安時代)。
浄土庭園
南大門跡地付近から出発して、大泉が池のまわりを散策した様子
>>>毛越寺 浄土庭園 - 夢かと思うくらい美しかった
臨池伽藍跡
大泉が池の北側に遺る伽藍跡
>>>毛越寺 臨池伽藍跡 - お堂の跡地から平安時代の様子を想像する
常行堂(じょうぎょうどう) 宝冠阿弥陀如来
詳しくは>>>毛越寺 常行堂 - リボン風飾りがかわいい印象の宝冠阿弥陀如来
宝物館
入口(拝観券販売所)入って右手に宝物館があります。
一階がお手洗い、二階が展示コーナーとなっています。
お手洗いは個室数も比較的多く、清潔でした。
展示コーナーは、ワンフロアですので、10分もあればひと通りは観られると思います。
・慈覚大師坐像
・阿弥陀如来
・不動明王
・訶梨諦母
・熊野三神
などが展示されていました。
訶梨諦母像はあまり目にする機会がないので貴重かも。
毛越寺 全体的な感想
平泉、といえば中尊寺がダントツに有名で(個人のイメージです)、毛越寺は「まぁ、時間なかったら省略してもいいかなー」なんて思っていたのですが、行って良かったです。
個人的には中尊寺よりも記憶に残っています。
もし友人が「平泉に行く」と友人が言っていたら「絶対毛越寺行って! 浄土庭園見て!」と力強くおすすめするレベル。
(参考)なぜ「毛を越す寺」なの? ~白鹿伝説~
毛越寺(もうつうじ)って、最初読めませんでした。
越を「オツ」とも読むらしいので、モウオツジ→モウツウジになったとか。
パンフレットに記載の縁起を簡単にまとめると、
・850年、慈覚大師というお坊さんがこの地に来たとき、周囲を霧に覆われて一歩も動けなくなった
・ふと足元を見ると白い毛が落ちている。
・その白い毛を辿って行くと、その先にはうずくまる白い鹿が。
・鹿が姿を消したかと思うと、どこからともなく白髪の老人が現れて、「ここにお堂を建てよ」と言った
・慈覚大師はこの白髪の老人は薬師如来の化身だと感じ、お堂を建てた。
白い毛を辿っていった結果のお寺なので「毛を越す寺」なんですね。
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拝観時間・料金
午前8時30分~午後5時
※11月5日~3月4日は午前8時30分~午後4時30分
大人 500円
変更となる場合がありますので、公式サイトでもご確認ください。
アクセス
バスの場合
JR平泉駅にて市内循環バスるんるんに乗車(3分程度)
「毛越寺バス停」で下車
バスは駐車場に停まりますので、そこからほんのちょっと歩きます。
皆さん毛越寺に向かわれるので、流れにのっていけば大丈夫です。
(参考 平日でしたが、午前10時台のバス車内は混雑していました)
徒歩の場合
JR平泉駅より10分程度
周辺施設の情報
・中尊寺
shishi-report-2.hatenablog.com
・(ちょっと遠いけど)達谷窟毘沙門堂
shishi-report-2.hatenablog.com
・柳之御所遺跡
shishi-report-2.hatenablog.com
・休憩は「道の駅平泉」がおすすめ
shishi-report-2.hatenablog.com
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