仏像の基礎知識
怖い顔をしている不動明王ですが、普通のやり方では救うことが難しい人や生き物を救おうとしています。
釈迦如来の脇侍をつとめる薬王・薬上菩薩は、良薬で人々を救う、兄弟菩薩。
薬師如来を「お医者さん」にたとえるなら、日光菩薩は「日勤の看護師さん」、月光菩薩は「夜勤の看護師さん」に相当します。
勢至菩薩は阿弥陀如来の脇侍。死者の魂を迎えに行く時に先導役をつとめます。
仏像のなかでは最も身近なお地蔵さん。地獄にさえも助に来てくれます。
虚空蔵菩薩にあやかって記憶力アップ。職人や芸術家にもおすすめ。
行動する仏、普賢菩薩。その行動力で、どこにでも救いに来てくれます。
文殊さんは、お釈迦様亡き後に生まれ、お経の編集や体系化を行ったという実在の人物です。
弥勒菩薩は、現在、兜率天(とそつてん)という場所で修行しているお方。将来、人間界にやってきて、人々を救ってくれる予定。
後世に中国などで発展した、楊柳観音や白衣観音を含む三十三観音について書いています。
たとえどんな世界に生まれ変わったとしても、救済の道がある。 六観音はそれを教えてくれる存在です。
たくさんの仏を生み出せる准胝観音。子授けや安産のご利益があるとされています。
不空(ふくう)とは「空しくない」ということ。 羂索(けんさく、けんじゃく)とは、狩りなどに使う投げ縄のこと。
馬のように煩悩をむさぼり食い、忿怒相で諸悪(苦悩や災難)を打ち砕いてくれる馬頭観音。 家畜や馬の守り神としての面もあるようです。
輪宝と如意宝珠であらゆる願いを叶えてくれる如意輪観音。どうしたら人々を救えるか考えこむ表情にも注目です。
千の手、および手に備わる眼で、すべての生き物を救う千手観音。
頭上に11の顔を持つ十一面観音。後頭部の大笑面で悪行を笑い飛ばしてくれます。
33もの姿に変身できる観音さま。その基本のお姿が「聖観音」となります。
ほかの如来や菩薩は大日如来が姿を変えたもの。
「奈良の大仏」でおなじみ、仏教の真理を形にした「毘盧遮那仏」。
東方の瑠璃光浄土というところにいらっしゃる薬師如来。 「薬師」という名からわかるように、仏教界のお医者さん的存在です。
五劫思惟阿弥陀仏の特徴。どこのお寺におまつりされているかなど。
「南阿弥陀仏」と唱えるもの全てを極楽浄土に導く阿弥陀如来。
釈迦如来像は悟りを開いたあとのお釈迦様の姿を表した仏像。坐像、立像、三尊像、誕生仏、涅槃仏、いろんなタイプあり。